夕暮れ時の散歩道 | ~風になりたい~

~風になりたい~

両親の介護と看取り記事が終了
現在は遠距離でお付き合いしている彼のことや
愛犬のこと、お仕事をしていて感じたことなど
日常を綴っています
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仕事から帰り

アレンと一緒に お散歩中

ふと空を見上げて 星を探す

 

夕焼けのきれいな空に

ひとつだけ 小さな星が見えたその時

母の事を思い出した

 

母は生前、健康のために

朝夕 一人でお散歩をしていた

 

息子を亡くした後も お散歩を続けていたけど

「星をみると コウジ(息子)の星かなって思う」

 

そんなことを私に話すと

ある時から お散歩に行かなくなった

 

「思い出してしんどい」とつぶやいた母の

その気持ちが今、痛いほどわかる

 

 

どんどん薄暗くなってきて

ライトでアレンを照らす

 

いつか私より先に旅立つアレン

 

近所の公園や散歩道も思い出にあふれ

もしかしたら

ひとりで歩くことが出来ないかもしれないなと

思った

車で通りすぎることも避けるかもしれない

 

 

子ども達が小さい頃の遊んだ公園は

息子が生まれて初めての年賀状の写真を

親子で撮った

 

翌年には娘も生まれ

毎年この公園で

写真を撮って年賀状を作った

 

その公園は今

アレンのお散歩に欠かせない場所に

なってる

 

雨が降っていても傘をさして

うんちをさせるために

必ず行く場所

 

そんな公園を見るのも

辛くなるかもしれないな

 

 

ひときわ輝く星と反対方向の空には

大きな真ん丸のお月様が見えた

 

 

今日は満月

 

 

父の在宅介護をしていた時

不穏だなと思ったら 明日は満月とか

今日は満月とか

そんなことがあったな

 

最近、両親のことや弟、おばあちゃんのことを

よく思い出す

 

仕事で父の生まれた町に行くことが増えたことも

思い出すきっかけになっているのかもしれないな

 

 

亡くなった人が生き続けるというのは

こういうことなのかな

 

 

 

さて。

 

最近、何かとよくしてくれる息子のために

ご飯を作ろう

 

 

 

どんなに辛いことが起きても

いつか必ず

何とかなってる

 

だから 大丈夫