越後のミケランジェロ 石川雲蝶の天井彫刻@西福寺 | Love the life you live❤️

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新潟旅行2日目 続き。

 

奥只見を後にし、向かったのは魚沼市にある 曹洞宗 赤城山 西福寺

お目当ては”越後のミケランジェロ” と言われる幕末の名匠 石川雲蝶の作品です。

 

第一山門(赤門)の前には、雲蝶の彫った石碑が2つ。

 

右側は「火除地蔵」、左側は「禁葷酒の戒壇石」

葷とはにんにく・にら類の事で、「葷や酒を食した直後に三門に入る事を禁ずる。」

という意味で、山内の清浄を汚してはならないと説いています。

 

 

 

開山堂の中は、6月~9月の期間限定で写真撮影が可能との事。

 

凄い迫力です

 

 

 

天井に施された大彫刻、「道元禅師猛虎調伏の図」

これが見たかったの。

 

 

繊細な透かし彫り、迫力、鮮やかな色彩・・・

圧倒される世界観で言葉を失う感じ。

 

 

堂内の彫刻は

曹洞宗の開祖、道元禅師の伝記に関する物語が表現されています。

 

まずは天井の作品から。

 

道元様が中国の天童山で修行をしていると一匹の虎に襲われそうになり、

とっさに持っていた柱杖を投げ、岩の上で座禅に入られます。

 

 

すると柱杖はたちまち龍の姿となり、虎を追い払ってしまいます。

 

 

睨み合う龍と虎の目には、当時は珍しかったギアマンがはめ込まれ

きらりと光っています。

 

 

不運に見舞われても、どんな事があっても

慌てず冷静に対処し平静を保つ・・・さすれば道はある。

そのような教えでしょうか。

 

鮮やかな色彩は岩絵の具が使われていて

幕末から現在まで、全く色褪せる事は有りません。

 

亀、鯉、雀、鷲、猿、鳥 など動物も施されいて

雲蝶の遊び心が感じられます。

 

例えばこの写真では 亀、鯉、鳥が確認できます(ピンクで囲ってみました)

 

 

 

欄間の透かし彫りも素晴らしいです

 

 

中央の作品

 

道元様が修行を終え日本に帰国する前夜、写経をなさっている時に

白山様が老人の姿となって現れ、写経を手伝って下さる場面

 

 

当時では珍しい遠近法の技法が用いられ、深い奥行があります。

 

一枚の板から、一体どのようにして

このように彫る事が出来るのでしょう・・・あんぐり 

 

 

右側の作品 「永平寺血脈池緑起」

道元様が、池のほとりに現れる可愛そうな境遇の少女の幽霊に

血脈を授け供養し、成仏させたというお話

 

 

左側の作品「道元禅師と稲荷大明神」

修行の途中、山中で腹痛を起こした道元様にお稲荷様が薬を授けてくれる場面。

 

 

 

外から見た開山堂。

雪から守る為覆いの屋根がついています(殆ど映っていませんね。。)

 

 

勿論こちらも雲蝶の彫刻です

 

 

 

鐘楼

 

ふ~

 

天才彫刻家 雲蝶ワールドは凄かったなぁ・・・キラキラ

 

そうそう 後から気付いたのですが

襖絵「孔雀遊戯の図」 を見逃してしまったようであせる

またいつか 機会があったら訪れたいです。

 

雲蝶さん、素晴らしい作品を世に残していただき、ありがとうございます♪

 

 

この後は、車で数十分の距離にある某ホテルへ。

 

お安いホテルだったので期待はしていませんでしたが

お食事の質や壁の薄さやその他諸々・・・

かなり微妙だったのでホテル名は伏せます(笑)。

 

温泉は気持ち良かったですが

夫は露天風呂には入れなかったそうで気の毒。

 (やや柄の悪い男性グループが陣取っていたそうで

  夫だけなくて他の人も入れなかったそうあせる) 

 

食事と温泉の後は

TVerで「あなたがしてくれなくても」を見ながら部屋呑み。日本酒

夫婦で見ると気まずいドラマと言われますが、我が家は大丈夫です。笑

 

ほたるいかの炙り焼きは1日目のお宿「穂々」で購入したもので

お値段も170円程度とお安い上に美味しくて、もっと買えば良かったわ。

 

 

夫調べによると成城石井でも売っているそうですが

1袋270円らしく・・・大分お高くなりますね汗

 

この柿の種は、珍しい事にピーナッツが国産なので夫が目を付け購入。

美味しかったですよ。

 

 

3日目もあるので、早めに(と言っても12時位ですが)就寝する事にします。

 

が、隣のお部屋の女子グループが賑やかでなかなか寝付けず、、

やっと眠りに入ってもわっと湧く声でまた起こされる始末。彼女たちが悪いのではなく、壁が薄過ぎるのですよねあせる

 

いつも寝入りが早いタイプの夫は寝ていましたが

私はなかなか寝付けなかったのでしたお月様