「ありがとう」Shota | ALvino Official Blog

3月17日に、ALvinoのバンド活動としては最後のライブが終わりました。

 

この日、日本橋三井ホールに着いてからは本当にあっという間に1日が過ぎて、セットリストの最後の曲の前も、正直「最後なんだな」という実感が湧かなかったのが正直な気持ちです。

 

 

 

だから、この日のライブは笑ってた事の方が殆どだった気がします。

 

最後だからと用意していたMCの言葉も、その場所の空気感やみんなの顔をみていると少し違和感があってすぐ頭からとり消しました(笑)。今まで何となく自分がイメージしていた一般的なバンドのラストライブをする時のような、悲しい感情みたいなものが自分の中には驚く程無かったのです。

 

 

言い方がおかしいかもしれないけれど、やっぱり最後だったとしても、みんなが目の前にいてくれるし、会場も大きいし(笑)、歌もMC一言一言も食い入るように見て聴いてくれているし。どうあがいても楽しかった(笑)。しんみりした空気にするのは、何か違うなと本能で拒否していたみたいです。

 

時々、MCで言葉が詰まっていたのは、そんな当日の予想外の自分の気持ちへの戸惑いがありながら、どうやって今の正直な気持ちをみんなに伝えたらいいのか考えていたのです。ええかっこをして、MCをするとみんなには見抜かれて、えらい怖い空気になるので。

 

ただ、舞台から見えたみんなは、泣いていたり手を叩いて笑っていたり様々でした。それも嬉しかった。ALvinoの音楽はそれぞれ聴く人の心に優しく寄り添う力がある。そう言われる事が多かったけど、この景色そのものが本当にその通りだなと改めて感じていました。

 

そして、自分が最後まであんなに笑っていたのは、あの日、あれだけ正直にそれぞれのいろんな表情をみせてくれたみんなに出逢えて、本当に嬉しかったからだと思います。

 

自分がそうだった様に、ALvinoの音楽がある場所では自分らしく居て欲しい。

それを自分の歌や音楽で実現出来ていたあの日、ヴォーカリストとして、ALvinoのメンバーとして、とても幸せな瞬間でした。

 

本番中は気を張っていたから?自分はとても前向きな人間だから?意外と自分は冷静な人間だから?と、いろいろあれだけ笑顔だった自分の感情を分析してみたのですが、どれも違って、ただただあの日も、みんなの前で歌っていてシンプルに幸せを感じていたからなんだなというのが、今の所の答えです(笑)。

 

 

ラストライブから時間が経てば、寂しさや喪失感が自分の中に出てくるのかなと思って。それを待っていたのですが、なかなか来ない。あまりにも、あの日は最後という実感が無かったからそういう感情が出て来たら、それらしいブログを書いて...。なんて思ってたけど、今の時点でも正直悲しい気持ちがたくさん湧いてくる事は無く、あの日の幸せな気持ちが日々、Shotaの生活の中でたくさん溢れています。今朝見た、葉桜も綺麗だからみんなにも見せたいな〜。みんな元気かなぁ〜。と、そんな感じです(笑)。

 

 

 

メンバーのKOJIくん、潤くんとは12年間一緒に音楽活動をして来たけど、本当にいつもALvinoというものを楽しんでいました。いろんな状況や局面があったけど、どんな時も変わらないその姿が、とても自分のパワーになりました。特に、自分が上手く思い通りに歌えなくなった時、とにかく歌に集中出来る環境をと、いろんな事で助けてくれました。12年間ずっと変わらずとても、ワクワクさせ続けてくれた2人の背中が大好きです。あの日も、ライブ中ソロパートでみんなに向けてガンガン弾いている背中をしっかりと焼き付けてました。2人の背中越しにみんながとても嬉しそうにしている。こっち側からしか見れない素敵すぎる景色はヴォーカリストの特権です(笑)。

 

そして、LEVINさんyou+さんにもたくさん助けてもらいました。いつも、舞台裏でもいろいろと話しかけてくれたりしながら、音楽でもそれ以外でも固まっているShotaの心と身体をホグしてくれました。12年間で出逢った他のサポートのみなさんにも感謝しきれません。

 

ALvinoの音楽を広める為に、いろいろな媒体の方とも出逢いながらたくさん支えてもらいました。一人一人に顔をつきあわせて、話をしながらお礼をしたいのですが...なかなか実現出来ません。

 

そして、最後に12年間で出逢ってくれたみんな。

最初の頃は特に、北海道から出て来たばかりではしゃいでたALvinoヴォーカル翔太を見て、きっと心配にさせる瞬間がたくさんあったんじゃないかと思います。ヒヤヒヤもさせたんじゃないかな。あ、今もそんなに変わってないか。

いろ〜んな事があったけど、どんな時も、みんなに会いに行くのを自分は止めませんでした。それは、みんなが、ライブ会場で待っていてくれたから。本当〜〜に嬉しそうにしてくれるみんなの顔が大好きです。これからも、それは変わりません。ずっとずっと、心に焼き付いています。今もその笑顔が溢れて来て、日々、力をもらっています。

 

だから、大好きなみんなと過ごして来た12年間という時間に誇りを持って、みんなのキラキラな笑顔に恥じない様に、また新しい1歩を踏み出そうと思います。

 

12年間、このALvinoに出逢ってくれた全ての人へ、

 

たくさんの笑顔をありがとう。

みんなのその笑顔が大好きです。