窓硝子のしっとり汗ばむ身体を雨粒が洗い流しているとき、

僕らの卒業式が体育館で行われました。

それは高校生という任期を終えた証であり、
またそれは高校生たちを大人の世界へと誘うための儀式でもあります。

ですがそれらは、僕らにとっては、ただただ新たな試練を与えられただけにすぎないのです。

右も左もわからない真っ暗な道を少しの明かりをたよりに進んでいく…

進学先が決まっていない僕には明かりもなく、手探り進むほか方法はありません。

夢も将来の希望も幸薄き今…モラトリアム人間は一体どうすればいいのでしょう?

きっとそれを知ることは難しい。知らされることはなお難しい。

だって答えは自分自身の中にあるのですから…

その答えを見つけられる日は一体いつにことになるのやら…