カムイのうた | ひとりでふらっと出掛けるのが好き。

カムイのうた

先日、お友達のお誘いで映画鑑賞行ってきました。

映画のタイトルは「カムイのうた」

アイヌ民族が口頭伝承してきた叙事詩ユーカラを日本語訳した実在の人物・知里幸恵の人生を描いた映画です。

映画のストーリーはネタバレになるので割愛しますが、

雄大な北海道の自然を背景にストーリーが展開していきます。

風の音、雪を踏みしめる音、硬く重い木々が叩きあう音、自然が作り出す音が映画の中でセリフのように囁きます。

全てにカムイが宿ると


美しく崇高なアイヌの人々と対象的な和人の醜い部分 


映画では、セリフが本当に少なくて、観た人の受け止め方に委ねられていて、丁寧に表現されています。

押し付けるような説明や感情を誘導するような演技もなくて、映画を見ているというより、テルさんの生きた時代を俯瞰で見ているような感覚でした。


見てよかったと心から思える映画でした。

一緒に観た友人は数年間北海道に住んでいたので、映画では語られていなかったアイヌの方たちの話が聞けました。

映画館を出たあと、お蕎麦屋さんで映画について語り合いました。

久々に良い映画みました。