まじめにストロークの練習をしたおかげで、スリーターンが良くなった。
”ストロークの練習”というのは、前に書いた、①フリーレッグをしっかりと引き付ける、②フリーレッグを引き付けたらしっかりとひざをベンドする、ということ。
やっぱり、アイスダンスなんだから、スリーターンは両膝を伸ばして両足を揃えた状態で行いたい。まあ、最近の選手はそういうことにこだわりはないみたいなんだけど、昔のアイスダンスを知っている自分としては、足を揃えずにフリーレッグを曲げて行うスリーターンは、どうしても、”それはシングルのスリーターンであって、アイスダンスのスリーターンじゃない”、って思ってしまうわけで。
きれいに、そして滑らかにフリーレッグを引き付けて、スケーティングレッグが伸びたそのタイミングでフリーレッグが揃ってそのタイミングでスリーターンをしたい、そして、”無音”でスリーターンを行いたい、わけで。
そういう一連のことが、ストロークの練習をするだけで、自然と出来るようになった感じがする。
ストロークの際に、フリーレッグを、ひょいと近づけるんじゃなくて、しっかりと”引き付ける”ことを意識するんだけど、そのためには、フリーレッグを引き付ける際に、スケーティングレッグのエッジでしっかりと氷を押さないといけない。
フリーレッグの引き付け方ひとつで、滑り方が全然変わってくるわけで。
ストロークの練習でそういうことを繰り返し繰り返し練習することで、スリーターンをする際にも、しっかりとフリーレッグを引き付けることができるようになり、ちゃんと氷を押せるので、良いタイミングで良い乗り位置でスリーターンができ、ターンが安定したみたいだ。
そして乗り位置なんかが安定したおかげか、ターンの時に鳴る音も小さくなった気がする。もう、自分に小さくシャリって鳴るのが聞こえるくらいで、なんなら、自分にも全く音が聞こえないこともあるくらい。
ちゃんと正しく基礎を練習すれば、アイスダンスを気持ちよく滑れるようになるのは意外に簡単、と言ってしまうのは言い過ぎかもしれないけど、ちゃんと正しく基本の練習をすることの大切さを改めて実感したり。
たかがストローク、されどストローク、みたいな。
まあ、お尻を叩いてくれる人がいないと、人間、どうしても楽をしたくなるもので。苦笑