広島3日目。前夜、ある程度の予定は立てておかないと、と気づき、夜中の3時ぐらいまでかけて九州・中国地方のガイドブックとにらめっこ。

 

 その中で見つけたのが、西日本高速道路のサービスである『九州復興割 周遊プラン』でした。記憶にもまだまだ新しいのですが、この年のゴールデンウィークの直前に熊本で大規模な地震災害が起こりました。その後余震が続いたせいか、九州地方へ訪れる観光客が激減したので、なんとかお客さんを九州に呼び込む為に『九州復興割 周遊プラン』と題して高速道路の料金を大幅に値下げするサービスが打ち出されておりました。

 

 内容としては、中国地方の任意の県から高速道路に載った場合、その日から4日間はどれだけ九州内の高速道路で乗り降りしても、8,000円(ぐらいだったかな?)でオッケーというものでした。破格のオファーですね。名古屋→東京間でも高速道路料金は5,000円以上はかかるのに。これと、また別の割引サービスである九州内3日間高速道路乗り放題で6,500円というのを併せて、合計7日間で凡その九州を走り回ることにしました。九州はかなり広いので、あちこちの観光地へ行くのに高速道路は必須。でも、乗ったり降りたり・・・を繰り返すと、なかなかの金額になっちゃうんですよね。このサービスで、問題解決です。ただし、8月の10日以降のお盆期間は適用外、となっていたので、この8月3日から九州に乗り込む必要性が生まれてしまいました(;^_^A

 

 事前に考えていた今回の旅のテーマは、『お城巡り』でした。僕、城好きなんで。なので、この日の朝、まずは広島城へ。

 

 広島城は1598年に毛利輝元によって築城された、複合連結式望楼型の5重5階の天守を持つ城で、1945年の原子爆弾の爆風によって吹き飛ばされてしまったが、その後再建されて現在に至ります(ネット情報棒読み)

 

 天守の最上階からは広島市内が一望でき、なかなか乙な眺めでした。

 

 それから、今度は呉へ。

 先にも書いたように今回の事前の旅のテーマは『お城巡り』だったのですた、昨日たまたま立ち寄った平和記念公園の印象が強すぎて、さらに『第二次世界大戦に関係する場所』というものが追加されました。これまで、あまり興味が無かったジャンルなのですが、前日に中国・九州のガイドブックを眺めていると、この『第二次大戦に関係する場所』が観光地としてメッチャたくさん載っていて、こういうことも知っておくべきだなと思いました。思考は右に寄っているわけではなく、というかアレは左寄りのダンディ・・・おっと!

 

 で、呉へと向かう訳ですが、広島市内から約1時間のドライブの途中で、瀬戸内海の島を結んだ橋を通過するのですが、いやー、あまりにも絶景で一人でウォーとか声出してましたね。キンモチの良いドライブでした。

 

 呉に着いてからは、まずは海上自衛隊呉史料館へ。でっかい潜水艦の内部に入る事が出来ます。

 

 

 それから大和ミュージアムへ。

 大和が建造されるまでのストーリー、開発秘話などが当時の写真と共に展示されており、戦艦好きにはたまらない場所でしょう。

 

 

 大和の10分の1のレプリカ。波動砲が出そうです。(そっちの大和ぢゃない)当時の日本の戦艦製造の技術力の高さが伺えます。いやー、このころから日本ってものづくり大国なんですねー。同じ技術職として、尊敬いたします!

 

それから、最近流行の海軍カレーを食す。自衛隊海軍では毎週金曜日だったっけな?がカレーの日とされていて、各艦毎に料理長がアイディアを出しながらオリジナルのカレーを作っていて、その出来があまりにも素晴らしいのでB級グルメ的な感じで人気を博しているのだそうです。

 

 

若いねーちゃん二人組も何組か食べに来ておりましたね。

 

 予定では、割とサクッと呉を回る予定だったのですが、各館の展示があまりにもしっかりしていて、また、第二次大戦の庶民の暮らしぶりやらなんやらがとても興味深く、予定をかなりオーバーしてしまいました。

 

 時計は確か2時を回り、ここから今日の宿がある福岡までは約350㌔かかります。ホントは途中で岩国城とか安芸の宮島とかに立ち寄る予定だったのですが、ちょっとムリポなのでパス。九州からの帰り道にでも寄ることにしようと決めました。

 

 渋滞やらなんやらがあって、本州と九州を連絡する関門橋に着いた頃には既に辺りが真っ暗。でも、おかげでライトアップされたキレイな関門橋を見ることが出来ました。

 

 ここから九州上陸前に、実家に生存報告電話。これから九州だよーって。

 

関門海峡を渡ると、なんだか急にテンションアップ!九州、九州、良かとこばーい♪とか訳の分からん歌を歌いながら博多へ。ホテルに着いた時には、ロングドライブで結構疲れていたせいか、夜の街にも繰り出さずにバタンQとなってしまいました。まぁ、博多は後日もう一泊する予定だから、その時に繁華街に繰り出すとしましょーか!

 

つづく。