団塊のマーケッターのブログ



11月最後の日曜日、蒲田教会での劇団セロウアチパの稽古前に、代官山に
て、テレビで話題となっていた大人のコンビ二とやらを覗くべく立ち寄った。

池袋サンシャインでのおやつランキングなるイベントに顔をだし、各県の
名物品を味わってみたかったのだが、ダイエットのリバウンドを恐れ断念
して、直接、代官山に降り立たのだった。

その途中、携帯に電話が入る。百貨店時代のお取引先の定年を迎えた連中
が江ノ島に集まって酒にこうじているようだ。

即座に、電車が来たので携帯を切らざるを得なかったが、後で電話を再び
入れてくれると言う。

ところで、大人のコンビ二なるものだが、立地とターゲット設定の関連か
らいえば、ファミマの単なる話題作りの域を超えない類いのものだ。実験
店舗なのだろが、地域の生活者との接点が窺い知れない。

確かに、コンビ二の進化というのか,購買層の変化への対応という
のか、百貨店等と比べれば、この間、小売業界の中では、コンビ二エンスストアが

少子高齢社会にあって、地域の生活インフラの役割を果してきつつあるといえる

のではないだろか。

百貨店に比して、社会の変化に対応するたコンビニンスストアの進化を見届け
るべく立ち寄ってみたのであったが、成城石井をミニ化したようでしかない。

そういえば、同じ代官山で、成城石井がミニスーパーというのか、コンビ ニエンス

ストアといった類の店を立ち上げたが、牛角の性急なM&A施 策による財務状況の

悪化が重なってか、一年と持たなかったのではなかっただろうか。

こうした経緯があったにも関わらず、ファミマが出店したということは、

トップの指示等、内部事情優先か、デベロッパーサイドの勧誘に応じたものな のだろう。

コンビニストアは、地域の生活インフラとしての役割を発揮してこそ

生存できる業態のはずだ。

ファミマの代官山店は、果して、周辺地域にいかほどのコンビニエンス性を与えたのだ
ろうか。成否はそこにある。



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