「自主的避難に賠償を求める院内集会」とは



国際環境NGO FOE Japan・福島老朽原発を考える会(フクロウの会)・福島の子どもたちを


守る法律家ネットワーク・子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク・子どもたちを放射能から


守る全国ネットワークが主催者であり、



eシフト(脱原発とエネルギーシフトを考える会)・福島原発事故緊急会議・いのちを守るお母さん


全国ネットワークが協力者として名を連ねている集会です。



3.11以降、何度となく、主催者に名を連ねる脱原発や再生エネルギーの活用を主張する市民


団体が参議院議員会館講堂に結集して、各省庁の中堅官僚に被災した人々の現状をつきつけ、


その上で、事実確認や、見解を質し、また権利要求を絡めるなどの政府交渉に当ってきました。



ある時は、実務担当の中堅官僚に対して、福島の子どもや妊婦を優先して避難させることを訴え


たり、原発事故の究明を強く求めたりなど、超党派議員と連帯しながら進めてきました。



今回は、そうした流れのなかで、強制避難にされる計画避難区域以外の自主的避難者を


主対象として、「避難の権利」を確立する闘いとして位置付けているものです。



原子力損害賠償紛争審査会では、区域外避難についての賠償範囲の指針作りにあって、


4月22日以降、汚染の広がりに不安を感じて避難を決断した人々には賠償や補償が盛り込め


られないおそれがあるとの見方が強まる中で、原子力損害賠償紛争審査会事務局の担当者を


招き、質疑を行い、「避難の権利」の確立に向けた院内集会が実現されました。

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院内集会は



1.緊急速報  避難区域以外の「福島」で今、生じていること   満田夏花(FOE)


2,「自主的」避難の論点整理~原賠審の議論より         阪上武(フクロウの会)


3.原賠審の議論の問題点 ~法律家の視点から         福田健治(弁護士)



○原子力賠償紛争審査会


 http://www.mext.go.jp/a_menu/anzenkakuho/baisho/1304882.htm
 


 
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4.区域外から「自主避難した人  これからする人の声  北海道、京都、山形、福島から



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子どもの命を守るために、夫とも、その親族とも離れ、仕事も捨て、新天地で格闘されている方や



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妻子を先に避難させ、仕事のため、現地で孤軍奮闘する方、6カ月を経て、やっと家族と合流


できることになったとの報告をされる方


3.11以降、妻の妊娠を知り、役員をしていた職場を離れて避難を決断され、その妻が超音波


検査で連結性○○(ベトちゃんドクちゃんと同じ症状)と診断を受けたことを明かされた方


等々、一人ひとりの生きざまを表明されるのでした。


議員からは、福島社民党党首が参議院予算員会での質疑経過が報告され、賠償を強く求めていく


ことの決意が述べられました。

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原子力損害賠償紛争審査会事務局との交渉


政府側出席者    原子力損害賠償対策室次長   田口康氏



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自主避難者を対象とする公聴会開催を頑なに拒絶する態度に、罵声が浴びせられました。


4.22の線引きは、とりあえずのものと逃げる。


結局、自主避難者も賠償はされるだろうとさらっと口にしたりもされる。




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みんなの党の川田龍平参議院議員は、政府交渉前の挨拶では、HIV訴訟と原子力賠償との


構造の同質性を準えながら、超党派の闘いの必要性を訴えられました。


また、政府交渉の際には、説明する田口康氏にメモをとるような同伴者もなく、本人自らもメモ


をとっていないことを厳しく糾弾されました。



命をかけた闘いを続ける川田氏には、民主党の軟さが見えていたがために、


みんなの党への合流を選んだのでしょうか。


福島みずほ氏にしろ、川田龍平氏にしろ、市民派政治家の真髄が伝わってきます。こうした集会に


参加した議員が両名だけだったことは、現在の政治状況にあって、極めて象徴的でありました。


集会後、17時過ぎまで「記者会見」があり、赤旗の記者、共同通信の記者等から質問が飛び、


また、自主避難者で発言をしていない方々も、ご自身の置かれている苦境を語られるなど、


メディアでは伝わってこない、福島の「今日」を浮き彫りにさせるものとなりました。


より現場の生情報により、より現実が見え、真実への帳が開かれていきます。




次の場である、鶴見国際交流ラウンジへと急ぐ。


「外国人・日本人みんなでつくる演劇ワークショップ」へのお誘いがあったための参加だ。


ファシリテ―ターは、路上演劇祭にも登場する「演劇デザインギルド」の方々と聞いており、


さらに演劇体験のすそ野が広がって行くことに胸の高まりを抑えきれない。



昨日は、蒲田教会での「劇団セロウアチパ」のワークショップであった。桃井和馬氏のアンディス


の巡礼のビデオを鑑賞しながら、ペルーの国、ペルーの自然、ペルーの人々に思いを馳せた。


「外国人・日本人みんなでつくる演劇ワークショップ」での外国へ繋がる人々との交流は、


又の機会に詳述できたらと思う。



今日は、これでザッツ・エンドとしたい。