京都議定書の発効を機に、車の運転を止めて6年の月日が過ぎた。車がないと困る局面は
一つとしてなかった。
公共交通機関を利用することで、外出の場面も過ぎた。目にする景観も、車を運転して見て
いたのとは様変わりしたものとしてある。
路地裏と路地裏を繋がりながら、人々の生活の実を目にする。
そんあ体験を楽しく思う日々を得る。 資本主義的な価値観も希薄化する。
9月16日は、当初ベルサ―ユ九段での「事業承継フォーラム2011」に参加を予定していたのだが、
横浜カ―フリーデ―実行委員長である大内えりかさんからお誘いの電話をいただいて、急遽予定
を変更して開港記念会館を会場とするcitynet日本フォーラムへ出かけたのだった。
○citynet
○第14回citynet日本フォーラム
http://www.citynet-ap.org/ja/media-room/events/s/14thcitynet-Japan-Forum/
「インドネシアのエコ・モビリティ運動―持続可能なアジアに向けた飛躍
ヘル・ストモ博士(インドネシア ガジャマダ大学交通物流部学部長)
ヘル・ストモ博士の要旨は
端的にいえば、急激な車社会化に抗して、自転車利用のの促進の可能性を、ジャカルタ市内
並びに、ガジャマダ大学のキャンパス自転車構想などを通じて主張され、
深刻な渋滞を背景として、自転車利用の再生は、大都市で起こりつつあるとの認識に立って、
政府に対し、自転車利用の国民運動を提唱されるのだった。
第二部のパネルディスカッション
「エコ・モビリティの挑戦と未来」
パネリスト
奥山勝人氏(横浜市都市整備局都市交通部長)
横浜市の鉄道、バス交通、コミュニティサイクルなどの現状を説明された。
望月真一氏(カ―フリージャパン代表 建築家)
フランスの小都市ラロッシュのカ―フリー運動が起きた背景や、その実情を報告された。
山崎洋子氏(作家)
一住民の感覚で、車社会の弊害と、カ―フリー運動の意義を訴えられた。
ヘルストモ博士は、グループを形成しての運動の推進の必要性と、自転車と人との共生の
可能性を強調された。
ファシリテ―ター
ベルナディア・イラワティ・チャンドラデヴィ博士(citynet事業部長)
大内えりかさんも、まとめと閉会の挨拶に立たれた。
会場からも積極的な質問が飛び、インドネシアのエコ・モビリティ運動と日本のカ―フリー運動の
重なりを押さえながら、そしてカーフリーディが都市交通を見直す機会へ発展していくことを求め
第14回citynet日本フォーラムの開催を意義づけるのであった。
○横浜カ―フリーデイ実行委員会