8月3日(水) 午後6時開演  於 宝生能楽堂

水道橋駅へ降り立つと、音を立てての大雨。駅の出入口を塞ぐ乗降客。


能楽「殺生石」が現実に蘇るための、誘いの雨だ。


●チャリティ能  殺生石  白頭
http://www.tessen.org/schedule/kikaku/charity-sessyo_seki


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「男の芸能」に風穴を開けた重要無形文化財総合指定保持者・能楽師鵜沢久


●2007年3月20日  朝日

http://www.asahi.com/culture/stage/koten/TKY200703200308.html



その張りつめた情念が操る妖狐が、3.11から続く空に悪さを施し、雨を威嚇する。


そして、妖しく光る情念は只者には見えないものとして、宝生能楽堂の舞台の先の、

異空間へと突き抜ける。


福島へ、東日本へと繋がっている。


上演前から、異様な存在感が舞台にあふれていた。




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今回のチャリティ能には、宮城県、福島県、茨城県に稽古場がある能楽師の出演を得、面打師

石塚シゲミさんが今日のために新たに創作した面も舞う。



殺生石実行委員会 代表吉川進一さんのお誘いでの参加であったが、

7月30日の永山チャリティとは趣の全く違ったイベントであった。


何やら通底するものを勝手に思い描き、悦に入る自分を見る。





雨にけぶる後楽園遊園地


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