4月29日(日)昭和の日、広瀬隆さんの直々のお話を拝聴する機会を得ました。

京大原子力研究所・小出裕章さん、浜岡原発の廃止を主張される「原子炉時限爆弾」の

著者広瀬隆さん、原発震災の可能性を言及されていた神戸大学名誉教授・石橋克彦さん

この3人衆が、原発の問題性を真正面から指摘しているインテリゲンチャ―です。

福島原発震災の現実を受けとめるにあたって、3人の賢人の主張を真正面から受け止める

機会を直に得た僥倖に感謝したいと思う。

ところで、総会後の懇親会の場で、税理士でもある高齢の行政書士の先生が、昨年の8月

に購入されたという、広瀬隆さんをの「原子炉時限爆弾」の本を掲げ、東日本大震災に

ついても、ご自身の感ずることをスピーチされた。

職業柄、災害でお亡くなりになられた方の死亡時間についての問題や、百姓でもあると

自認されている先生は、浜岡原発に事故に伴って、自宅退避の要請をされた場合を想定

されながら、土地を離れることの困難性を吐露された。

また、4月に再版された広瀬隆さんをの「原子力時限爆弾」を200冊購入され、

心ある人に配っていることも明かされた。

被災地で生活する人でなくても、それぞれに東日本大震災がもたらした爪痕が、消えぬ

ものとしてある。

酒が進み、やや集中力が薄れながらのスピーチ拝聴になってしまったが、こうした場に

広瀬隆さんをの「原子炉時限爆弾」が示される時代状況を噛みしめるのであった。