太田昌国さんの講演は、今まで何度となく拝聴し、言葉をひとつひとつ選びながら、
深い洞察力に富んだ話に、私は、シンパシーを抱いてきました。
同じヒルサイドフォーラムにて、ゲバラに関する批評やキューバ美術に関する知的な
講演に出会い、私とは全共闘世代を挟んで前後する年齢差でありながら、時代を照射
する眼力に憧れに似た想いをもって聞き惚れていたのでした。
5月8日の母の日、烏山区民センター前広場での路上演劇祭にも顔を見せられた太田昌国さん。
昨年の暮れ、2日間に亘る蒲田教会での日系ペルー人劇団「セロ・ウアチパ」の演劇にも、
初日に顔を出されたという。
モラレス・ボリビア大統領来日集会の、基調講演も太田昌国さんだった。中南米に関わる
イベントの常連が太田昌国さんでもある。
私より6歳先輩だが、時代を射抜く眼力に衰えはない。爪の垢でも煎じて飲みたいと思うのだ。