鴨川の教授に見送られた内房線「太海」駅。
駅を跨ぐデッキから教授のマンションが見える。
列車がホームに滑り込んできた。
教授には勝浦の朝市でも寄っていったらとの助言が耳に残りつつも、
行き先に定まらぬ自分がいる。
安房鴨川駅で外房線に勝浦駅で特急に変更になる各駅列車に乗り込む。
家並みと緑の木々の合間に房総の海が横切る。
勝浦駅に到着。
陽射しは輝く如く私の体を刺す。これが房総の夏の陽射しだ。
駅近くにあるはずの朝市は、水曜日は休みという。
●日本三大朝市の「勝浦の朝市」
http://www.fonet.co.jp/katsuura/kankou/asaichi.html
駅から一本道、
真っ直ぐに歩いていくと勝浦海水浴場にぶつかるのだった。
勝浦海岸に辿り着くことで日本の夏休みを知るのだった。
●勝浦市の基礎知識
http://www.fonet.co.jp/katsuura/kankou/whats.html
勝浦の漁港を巡りながら、次の宛先を探るべく漁港近くの公民館に入り
地図を貰う。
海中公園や海中展望塔の告知を見て、訪ねてみたいとそそがれたので、
勝浦駅に戻り、海中展望塔までの行き方を駅前観光案内所で尋ねると、
車で10分そこらで行けるとそっけなく答えられ、タクシーでは
15~1600円位とのことだった。
駅近くの土産物屋でも海中展望塔のことをあれこれと尋ねてみたのだ
けれども、そんなにお薦めのような物言いではなく、12時4分発の特急
わしお14号で東京へ帰ることにしたのだった。
8月15日(土)にたまたま見たtv東京「土曜スペシャル」で田中美奈子&
岡田太郎夫妻が件の土産物屋のご婦人から鵜原の理想郷を薦められ
ていた。
同じ御仁が違った案内をしていたのだった。
●tv東京「土曜スペシャル」
http://www.tv-tokyo.co.jp/sat/backnumber/090815.html
勝浦については、酒井法子夫婦の覚せい剤を吸っていた別荘地として
有名にもなった。立て続く「勝浦」の放映に、偶然とはいえ、そこを訪れ
ていた自の存在を奇妙な気分に捉えていた。
特急わしお14号では車内での昼食となった。車内販売は「漁り弁当」を
注文すると、車内販売嬢はうれしそうに、木更津の名物を良くぞ選んだ
ことを喜ぶ表情を満面に讃えるのだった。
添えたビールもおいしかった。
●極めつけの駅弁「漁り弁当」
http://rail.hobidas.com/travel/ekiben/archives/300/