東横線自由が丘駅から３分。すずかけ通りとカトレア通りが交差した角
地に位置する。
地上８階地下１階の建物で、ファション・ライフスタイル系８店、ビューテ
ィーその他系７店、レストラン・カフェ５店の２０店が導入されたという。
●Ｌｕｚ自由が丘
一つのショップも小粒で、しかもワンフロアも狭い。一部夕食目当ての
ファミリーがレストランへ赴く他は、ほとんどが女性。母娘、仕事帰りの
女性連れか、女子学生風の人がほとんどだ。
確かに、「女性のための都市型商業ビル」と謳っているように、集まる人
はうたい文句通りではある。
三菱の新丸の内ビルや三井の東京ミッドタウン、赤坂サカスなど施設と
しての風格では百貨店を陵駕するものが数々現出している。
丸紅がＬｕｚ自由が丘を開発しているとの一報を聞いたとき、三菱、三井
に対抗するものと勝手に解釈していたのだが、期待は見事に裏切られた。
１階はイタリアゼロをテーマにした ＭＯＮＯ ＥＤＩＴＩＯＮ ＣＬＡＳＳＥ
代表者の大野基樹さんはオンワードでメンズの企画をされていたとき
に仕事をご一緒させて頂いたことがあるが、独立し、モノエディションを
立ち上げられ、順調に事業を拡大されていると伺っていた。
今のＬｕｚの裏にあったショップにも立ち寄ったこともあり、銀座松屋や
名古屋髙島屋にも出店されていた。今はオンワードとの共同出資会社
での運営と聞いている。
●ＭＯＮＯ ＥＤＩＴＩＯＮ
http://www.mono-edition.co.jp/contents/profile.html
２階は、
ＬＩＶＩＮＧとしてのフラッグストアである Ａｆｔｅｒｎｏｎｎ Ｔｅａ ＬＩＶＩＮＧ
ぬくもり、ときめきを感じる商品から潤いを発見するエコロジー空間が
売り物だそうだ。
●Ａｆｔｅｒｎｏｎｎ Ｔｅａ
http://www.afternoon-tea.net/main.html
こちら側のカトレア通りに面する１階には、
イスラエル発のボディケアコスメ＆バスプロダクトのＳＡＢＯＮがある。
私は、初めて見たショップであったが表参道と六本木ヒルズにも店が
あるそうだ。ショップ内ですべすべ感が実際に体験できるとあってか、
若い女性の客で混んでいて、活気もあった。店装にもラグジュアリー感が
漂い、特徴が感じられるショップ。
●ＳＡＢＯＮ
http://fjapon.com/topics/2008/09/sabon_new.html
他には、３階にある
「前菜からデザートまでトマトづくしの」Ｃｅlｅｂ ｄｅ ＴＯＭＡＴＯが興味を
抱かせた。青山が本店だそうで、表参道、代官山、赤坂にもあるという。
●Ｃｅlｅｂ ｄｅ ＴＯＭＡＴＯ
http://www.celeb-de-tomato.com/
丸紅が何を考えて、またどのような戦略でこの物件を扱ったのかを
伺う術はないが、大規模商業施設を開発するレベルに到達するには
時間は相当要するものと考える。
ダイエイの再建に手を染めた丸紅が、その経験から何を学んだのか
明らかにさせていないが、土地建物をオーナーから借りて、スーパー
や小売企業に一括貸すといった器を提供するだけの不動産ビジネス
を脱して、小売企業とも密接に関わり、ともに商業施設を盛り上げる努力
を行なってきていると聞く。
そうした代表事例に、「ラフェンテ代官山」があることを知った。
一時、ラフェンテ代官山にあるザ バーが、マンハッタンの臭いがして
好きで、人を連れてはよく通ったものだった。
●ラフェンテ代官山
http://www.lafuente-daikanyama.com/index.shtml
●ザ バー
http://www.lafuente-daikanyama.com/shop/rest/bar.html
●丸紅ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/dbps_data/_material_/maruco_jp/090716.pdf