宿泊した「グランヴィアホテル岡山」での朝食を済ませ、開店と同時に

駅前の岡山髙島屋に寄る。


●グランヴィアホテル岡山

http://www.granvia-oka.co.jp/index.php


●岡山髙島屋

http://www.takashimaya.co.jp/okayama/index.html


商業施設一般に言えることだが、手を加えないでいると陳腐化してしまう。

昨日、一瞬とはいえ倉敷天満屋新館や西宮阪急のオープン間近な施設

と比べると厳しいものがある。


新しい店には環境面はもとより、VP訴求や商品展開の仕方において、

同じ売場環境を継続している既存店ではなかなか打ち出せない工夫が

できるアドヴァンテージがあるのだ。


比較するとその差が鮮明に映る。同じ商品であっても顧客への伝わり方

は違ってしまうのだ。


この春取り立てるほどの改装がされていない店や余程の工夫がなされて

いない売場は見る人が見ると変化のない退屈な売場に捉えてしまう。


売場は生きものであり、手が加えられていないと人をひきつけることが

できない。オカルト的な物言いになってしまったがそういうものなのだ。


どんなに美しく装っても無機質だと人を遠ざけるものなのだ。



変化のない駅前百貨店

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所用を終え、米子まで行くバスに乗る時間まで街をぶらついていると

路面電車が走っているのを目が捉える。


岡山には、何度か来ているが一度も乗車したことがなかった。

広島でも、松山でも、そしてミラノでも路面電車に乗車したことを思い出し、

宛てもなかったが乗車することにした。


始発の岡山駅前から東山線東山行きに乗車する。岡山市内の路面電車

は2系統あり、私が乗車した東山行きと清輝橋線である。


東山線は途中駅に後楽園や岡山城に出向くのに都合のいい「城下」と

「県庁通り」がある。大半の人はそこで下車した。


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●岡山電気軌道
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E9%9B%BB%E6%B0%97%E8%BB%8C%E9%81%93

●路線図

http://www.okayama-kido.co.jp/tramway/rosen/rosenzu/rosenzu.htm


東山の終点に着いたが、周辺には取り立ててみるべきもが見当たらない。

運転手に周辺の名所旧跡を尋ねると、回遊式庭園として有名な「東湖園」

を紹介された。


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東湖園の門前に来たが、本日閉園との表示があった。


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江戸時代初期、東湖園は岡山藩主4代目・池田忠雄の遊息地として

築いたそうである。


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再び、路面電車に乗り、「県庁通り」で降り、とりあえず岡山県庁へ向かう。


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庁内の案内カウンターで「フラワーフェスティバル」の会場の場所を訪ね

ると「西大寺」と言われ東山線の途中駅の「西大寺町」とカン違いして

路面電車で戻ればいいのか問い直すと、西大寺は天満屋バスセンター

から30分以上要するとのことだった。


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西大寺のフラワーフェスティバルに行くことは断念し、県庁の庭に咲く

春の花々で我慢することにしたのだった。


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天満屋の本店を巡る。倉敷天満屋新店を作り上げた天満屋の底力を

意識しながら、天満屋の行く末を考えてみた。


東大出の若社長は、闇雲に金を掛ける先代の手法を反省され、

手作りを基本とした「ローコスト経営」の大切さを事ある毎に従業員に

伝えていると聞く。


1階の特選街も、通路の床が剥がれていても手作業で修理していること

を自慢げに話されている記事を読んだことがあったが、厳しいご時勢だ。

こころして経営にあったって頂きたいものだ。


天満屋が崩れると、地方百貨店は立ち行かなくなるのは火を見るより

明らかだ。


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米子行きの「ももたろうエキスプレス」の出発時間まで、バスターミナルで

倉敷で食せなかったぶっかけうどんを駆け込んで食べる。


●ぶっかけうどん(岡山くらしき名物)
http://www7.ocn.ne.jp/~bigwoods/udon/udon-bu.htm