姫路駅に着いたのは16時を過ぎていたと思う。

メインストリートである大手前通りに沿って真っ直ぐに歩く。突き当たる

処まで来ると遠くに姫路城の輪郭が目を捉える。

JR姫路駅から1k、所要時間は徒歩で10~15分。


●世界文化遺産 白亜の要塞 姫路城

http://www.tabian.com/tiikibetu/kinki/hyogo/himejijyo/


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前方が入場門か。


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国宝と刻印されてある姫路城。姫路城が目を捉える。

市の中心部の小高い丘に白亜の城塞、幾重もの天守閣が聳え、

並び立つ。


そして、行く先々には絶えず姫路城が目に入る。

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1993年に「法隆寺」と共に、ユネスコの世界遺産リストに登録された。

姫路城の価値がいち早く世界に認められたのだ。


外観は白鷺、内は要塞。

軍事的にも文化的にも世界から高い評価が与えられたということである。


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東京はもとより、京都でも名所には必ずといっていいほど、

外国人のファミリーかグループが訪れている。

姫路城しかりであった。


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2006年には日本100名城に選定される。

熊本城、名古屋城と並んで日本三大名城ともいわれる。


城としての価値は、国内でも極めて高いのだ。


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白漆喰で塗り固められた白壁が上品で美しい。


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2009年にはミシュランガイド(観光地)日本編において、

最高評価の三ツ星が与えられた。


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城下のこの辺を勢隠(せがくし)と呼ぶのだろうか。




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世界に冠たる「姫路城」に対して、

山陽百貨店、ヤマトヤシキは何を誇ろうとしているのか。


そして各々の百貨店の未来をどう展望しているのだろうか。


ここまで堕ちた「地方の小売の雄」の現状を憂いざるを得ない。

余りに虚しく、悲しくさせるのは「百貨店の良さ」とされるものをいとも簡単

におざなりなものにしてしまった要因を冷静に検証しないと、

今日の自民党のように、機会主義、ご都合主義、無節操さによって、

衰弱の極みに立たざるをえない。


激しい業態間競争が続く中で、百貨店「自民党」論は言いえて妙だが、

実際の百貨店は自民党の先をいってしまっているのが現実だろう。


大手百貨店も、小泉・竹中の新自由主義に毒され、構造改革の空念仏で

リストラ経営に傾注し、経営トップの自己保身の下で、人に優しくない企業

へと堕ちた。

そうした体制化での「お客様主義」は幻影以外のなにものでない。


地方の百貨店も大手と大同小異の中で、全くといっていいほど特徴を

失ってしまっているのではないか。


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百貨店には「日本のこころ」を伝承する業態的価値と「総中流社会」の

平等観を根付かせた役割を担ってきたと思うが故に、過剰とも思える

期待を託すのだ。


全てではないものの、百貨店的な買物の楽しみ方が享受できない

「消費社会」はなんとも味気のないものと思えてしまうのだ。


また、多様な小売業態の存在が許される中で、百貨店的な業態が

無くなってしまっていいのかとも思うからだ。


頑張れ! 百貨店。