帰宅して食事をしながらTVにスイッチを入れると、クローズアップ現代が

放映していた。


途中からということもあって、放映中は話の脈絡を十分つかめて

いなかったが、番組終了後に「クローズアップ現代のHP」やインターネ

ットで検索した情報によると以下のことが記されてあった。


●クローズアップ現代6月11日(木) 医療を救うか診療看護師

http://www.nhk.or.jp/gendai/


欧米では数十年前から、「診療看護師」(ナース・プラクティショナー)と

いう資格を取った看護師が「診療や治療そして薬の処方」を行なうことが

認められているという。


医療費が安いうえ、時間をかけてきめ細かく診療が受けられ、患者の

満足度も高い。


米国では14万人のナース・プラクティショナーが開業や病院で診療して

いるという。


日本では、大分県の大学と病院がナース・プラクティショナー特区を申請

したが、厚労省は「患者に危害を加える」という理由で却下した。


医師法や看護師法等では医療行為は医師しかできず、

看護師のできるのは「療養上の世話や医師の指示下で診療の補助」と

定められていることが足かせになっているらしいのだ。


これは文字通り、政治の問題だ。

いみじくも昨日のクリニックの医院長発言にあったように、国民総体が

小泉政権の構造改革なるパフォーマンスに目を曇らせられ、

医師が増えれば医療費が嵩むという官僚の論理にのった結果だった

のである。


●四国新聞社3月9日付け 診療看護師

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/column/article.aspx?id=20090309000064