大腸内視鏡検査の結果、6mm以上のポリープが見つかり切除したの

であったが、予後2週間は禁酒と食事は控えめにし、刺激ものは避けて

パン、ごはん、そば、うどん程度にするように制限がかけられた。


また、稀だが100人~150人に一人の確率だが1週間経過後あたりに

大出血する場合があるので、その際は救急車を呼んで救急病院へ行く

ように指示された。


しかし、昨今は各病院とも医師不足で、救急でも対応できないところが

多いので事前に自宅近くの病院の目星をつけて置くように求められた。


ここ中央区に住む救急患者がたらい回しにされ、結局江東区で受け入

れられたり、何処の病院も医師が不足していている上に一人の医師に

対し夜勤、当直勤務、深夜の呼び出しは日常茶飯事なのが実態だと

強調され、この事態も小泉政権時代に国民が認めてしまったことなの

で自業自得でもあると何度も繰り替えされるのだった。


小児科、産婦人科はもとより、外科も同じ状況にあり、数年したら医療は

崩壊の淵に立たされることになるだろう厳しい物言いをされるのだった。


医院長は続けて、大きな百貨店の建物に社員がほとんどいないように、

病院も同様に医師の数が激減している実状を指摘し、これも国民が

望んだ結果だからと揶揄されるのだった。


●日本の病院では医師数が絶対的に不足している

http://www.kaseikyohp.jp/main/ishifusoku.html


帰宅後、NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」を見る。

乳腺外科医中村清吾さんが若い頃に患者を死なせた経験やアメリカの

チーム医療の現場から学んだ経験に基づいて、絶えず患者の側に立ち、

患者の「人生によりそい がんと闘う」姿が終始映し出される。

チーム医療の実践としては子供を抱える患者には小児科医が話かけ、

他の専門医、看護師はもとより、薬剤師、ソーシャルワーカー等も交え

多角的な視点から患者への治療のあり方を模索されるのであった。


●「プロフェッショナル・仕事の流儀」 乳腺外科医中村清吾

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090609/index.html


医療のことになると、経済大国の日本とは違って、社会主義国・キュー

バでは医療費が無料な上、医師の数は国民165人に一人といわれ、

しかも医師を発展途上国へ派遣する一方、国内にも諸外国の医学生を

無料で受け入れていると聞く。


因みに、日本の医師の数は国民500人に1人といわれている。


そういえばフィルムでみたキューバの医師の活き活きした表情に比べ、

総じて日本の医師は疲れた表情が多い印象がある。

それは両国の医療現場の実態を示すシグナルであるのだろうか。