昨年、妻が胃の痛みを感じて、近くの病院で内視鏡検査を受けたところ
癌が発見され、国際展示場駅にある病院で腹腔鏡手術を受けた経緯も
あって、私がお腹の違和感を唱える度に検査を勧めるのだった。
5月の健康診断で胃のバリューム検査がなかったために意を決して胃と
大腸の内視鏡検査を職場近くのクリニックで受けることにしたのだった。
●内視鏡.com
6日(土)の胃内視鏡検査は、前日午後8時以降は食事が禁じられいる
ぐらいで大した制約もなく、3回目ということもあって気分的には楽に受
けことができた。
麻酔が効いてか、検査中の出来事は何も覚えていなかったのだ。
検査後、医師は写真を見せられながら逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニ
ア、胃びらんの所見を説明された。癌はないとのことだった。
今日(9日)の大腸内視鏡検査は胃の場合と比べて検査が始まるまで
は極めて苦痛の伴うものだった。
前日から食事制限があり主食は素うどん、素そば、パン1~2枚の中
から選び、副食は豆腐、卵、白身魚に限定されるのだった。
また、胃内視鏡検査も胃生検を行なっているので、土日の食事につい
ても同様な内容を通さねばならなかった。アルコール類も飲めず、
食事は素っ気の無いものばかりなののだ。
しかも、前日の8時以降は下剤を飲まねばならず、深夜に苦闘の時間
が訪れるのだった。
当日の朝はいつもより1時間早く起き、水分を口に含む程度にして飴を
なめながらクリニックへと向かったのだった。
しかし、苦闘はクリニックへ着いてからだった。1時間で以内で1800ml
の下剤を飲みながら、8時40分から10~15分単位でトイレへと何度も
何度も足を運び、自らの排泄した便の様子を点検するのだった。
詳細は省くが、同じ仕草にあける受診者の顔をちらりと見合いながらの
所作は滑稽な面もあるが、本人にとっては笑っている余裕などないので
ある。
クリニックへ着いてから4時間は過ぎているだろうか、やっと大腸検査
が始まった。胃の場合と違って画面を見ながら進めていく。
ポリープを発見。
6mmを越えているので切除の対象ということでポリープをカット。
ここで検査ではなく「胃のポリープ切除手術」へと転換されたのだった。
クリニックを出たのとこは3時半を回っていただろうか、自宅まで腹部の
若干の痛みに耐えながら、地下鉄と東急線を乗り継ぎながら帰路につく
のだった。
今日から2週間、禁酒を強いられ、出張も旅行も、運動(ゴルフ)もダメ。
食事は大腸検査前日のメニューに限られるのだ。
私は、この機会を使って太り気味の体をシェイプアップする機会にしよう
と前向きに捉え、ダイエットに励もうとプラス思考の決断をしたのだった。