難波から西宮阪急を立ち寄ろうと3月20日に近鉄・阪神の直通電車を

利用して西宮駅を目指したが、そこからは西宮阪急につながっていない

ことを知り、断念。


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地下鉄御堂筋線で梅田に出て、阪急神戸線西宮北口駅へと

オーソドックスな行き方を選ぶ。


●阪急西宮ガーデンズ

http://nishinomiya-gardens.com/index.html

●西宮阪急

http://www.hankyu-dept.co.jp/nishinomiya/index.html



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西宮北口駅からSCの外観が目には入らない上に、「歩く歩道」を使って

行くことも手伝って、店舗に到着するまで相当な距離感を感じた。


SC全体としての玄関口は吹き抜けで広々とした空間を形成しており

イオンや7&iのチープさと違ってリッチ感を醸しだしていた。


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百貨店側の入口は、うめだ本店の雰囲気を伝えている。

阪急百貨店という自己評価に呪縛されているようにも映る。
   


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各階壁を作るレイアウトを避け、什器で仕切るをつくる恵比寿三越や

改装した新宿髙島屋の手法と同じもを感じさせた。新しくワンフロアが

広い分、ゆったり感が表現されていたが、新味は全くといってない。

何処かで見たものばかりのブランドラインナップや売場作りに終って

いた。


梅田から30分も掛らない地点の出店にも関わらず、この力の入った

商品展開。一月も過ぎたら修正の連続になるのではないか。


横浜都築阪急のように鷹揚としていられるのだろうかと訝ってしまうのだ。

また、こうしたレイアウトやブラド導入力があるのならば、髙島屋の力

など入らないのではないか。髙島屋が加わっても、現状以上の店舗には

ならなかったと思う。


この店舗を歓迎し、贔屓にし、日常使いに利用する顧客層とはどういった

人々なのだろうか。

店舗内のオープンカフェでお茶をしていた外商顧客風のお年を召した

女たちなのか。既存の百貨店と比べてお洒落なゆったり買い物ができる

空間は出来上がっているが、いざ買おうとしたらとても買い難い店では

なかろうかと心配してしまったのだ。


売りは、ハロードックという大規模なペットショップと子育てコミュ二テー・

ルームなのだろうが、ビジネスとして採算性は全くといっていいほど

度外視されていると想像された。


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シースルーなエレベターと吹き抜け空間。もうこんなレベルでは驚く人は

いないだろう。


百貨店以外のSCの部分は、kazeのゾーンとmoriのゾーンで2館構成

されているイオンのレイクタウン1館分そのままだ。テナントもよく似た

ものだ。

正直疲れるだけであった。



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唯一の特色は、上に下へと動くショーケースだったが・・・・


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しかし、目を向けている人はいない。私だけか。

きっと業者からの持込によるアイデアなのだろうと思われた。


そごうの its small world の曲が流れる仕掛時計と比べて、集客的な

価値が微塵も感じられないものだ。




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何故に、これほどまでに陳腐なオンパレードになってしまったのか。

新規の商業施設は時代の先端性が必要なはずだが、90年代SCの

再来に過ぎない。

イオンは時代の変化を読み取って大規模モールビジネスから撤退を

宣言しているというのにだ。


早晩、このSCはきっとコスト過剰に押しつぶされてしまう

のではないか。このような西宮阪急ならばうめだ本店の手足を

食っていくしかないはずだ。


まさか、ストップザ神戸なんてな発想をでこのSCを運営する

つもりではないと思うが・・・・・・


時代の変わり目を自覚している様子もない、時代遅れのSCの

出現に口あんぐりするばかりだった。