錦市場を通り抜け大丸へ、館内を巡るが強く打ち出しているものもなく

早々に出て、四条河原町の髙島屋に行く。


一階正面から入ると、いきなり出現したのが写真の場面だ。


●ki-yan blog(絵描き・木村英輝さん)

http://d.hatena.ne.jp/ki-yan-blog/


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木村英輝さん「ジャパンアート・日本の美と出会う」


1階入口の空間には、絵描き・宮本英輝さんが鯉の絵をペイントした帆布

を背景に、同じく鯉の絵がペイントされたトヨタのコンパクトカー<iQ>が

陳列されていたのだ。


当然、

宮本英輝さんがペイントした<iQ>は世界で一台しかない限定販売車だ。


●久のひと 「京都ぶらぶら 見っけ歩き」

http://blog.kyyyo.jp/2009/03/post-678.html


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けばけばしさも、また日本の美。京都はこうした趣も飲込んでしまう。



四条河原町から阪急電車で梅田へ向かう。

駅を降り迷いながら最初に目撃したのはヨドバシカメラのビル。


確か、三越が競り負けた場所だと思い、閉店したデパート跡地で

百貨店の3倍を売上げるという大型家電、ここは出店競争の段階で

負けてしまった例になろうか。


しかし、その三越は懲りずに2011年に大阪梅田への出店するという。    



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阪神百貨店の紳士のフロアを覗いてみた。

阪急メンズ館ができてどのように変化したのか見ていなかったので

立ち寄ってみたのだが、ラインナップはほとんど変わっていない印象

だったが、ビジネス側は明装化した後が伺われた。


同じ資本系列となる3つのテーストをもつ百貨店を抱えて、

「どないすんのか」と思ってしまうのだ。個々のの個性を大事にすると

いうのも、実はどうにもできないという裏返しでしかない。


百貨店の経営統合は、リストラリスクのヘッジでしかなく、

営業上のメリットは極めて乏しいはずだ。

百貨店マーケットは7兆円を切り、5兆円規模へと縮小するとの百貨店の

トップからの予測が聞かれるが、不採算店舗の閉鎖を読み込んでのこと

なのだろう。


そんなことを思いながら店外にでると、夕闇に工事中のクレーンが目に

入った。2012年にオープンする阪急梅田本店の工事だ。

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2011年には梅田大丸の増床オープン、三越伊勢丹のJR大阪駅北口で

のオープン。梅田阪神も今年から改装に着手すると聞く。


南では髙島屋が工事中であり、大丸もそごうの跡地をファストファッション

の館にするとの噂が流れている。



阿倍野近鉄は2014年に建て替えが終了し、10万㎡と国内最大規模に

なるという。


大学時代の友人に会うべく地下鉄御堂筋線で天王寺へ向かう。


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友人は近くに7&iが大規模なショッピングモールを出店すると興奮気味

に語り、周辺を案内してくれるのであった。


そして、駅のそばの店で串揚げをご馳走になり、一足早くリタイア生活に

入った友人の現在の暮らしぶりに耳を傾けるのであった。



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阿倍野近鉄のデッキから、すこし遠くに天王寺タワーの明かりが見え、

大阪百貨店戦争の消耗戦を心配しているように映った。