夕食は午後6時から、柊家別館の大広間にていただく。

柱がなく、外はガラス越しに鴨川をあしらった庭が広がっている。


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おおおかみ、じきじきの接客。

母へ、米寿を祝って「柊家」特製の箸を頂戴する。
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お献立表
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食前酒 大吟醸 うすにごり

先付二種 からすみ大根

       胡桃豆腐 和胡桃 金魚草 胡桃掛け


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椀 白味噌仕立て

  鮑 大根 人参 うぐいす菜 辛子


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向付 鯛 鮪 帆立 あしらい 山葵


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八寸 雲丹いくら寿司 酒粕のし梅博多 車海老艶煮 蟹玉〆


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焼肴 鰤照焼 花百合根 酢取茗荷


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蒸し物 鰆蕪蒸し きくらげ 人参 山葵 銀あん


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炊合 海老芋 鶏団子 梅人参 きぬさやえんどう 柚子


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揚げ物 わかさぎ 椎茸 伏見唐辛子 蕗の薹 天出汁 塩


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留椀   澄まし汁仕立て  蛤 松菜 柚子

御飯   鯛炊込み御飯 生姜 木の芽 

香の物 千枚漬 古漬水菜 すぐき

  
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水物  メロン 苺 ミント
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thats all


食事も闘いだ、京の味を十二分に味わうことができた。

満足至極とは、こうした事態をいうのであろうか。


部屋に戻り、槇の木の風呂に体を浸しながら、川端康成のいう

京の静けさを満喫するのだった。