国立新美術館で得た心地よい時間を引きずりながら、東京ミッドタウンへと

向かう。

http://www.tokyo-midtown.com/jp/index.html


東京ミッドタウン西交差点を横切り、建物内に入らず庭園内を徘徊する。

行き交う人々は、国立新美術館程の年配者の姿は少ない者の、三世代

ファミリー、女性の年配者は相変わらずの存在感をもって散策を楽しん

でいる。若いグループ、若いカップルは国立新美術館の入りを上回って

いる。週末を楽しむ、現代日本人がそこに存在している。


少し奇異に見えた、マンモグラフィ乳癌検診車が配置されたイベントも

あとでしいたことだが、ピンクリボンキャンペーンの推進拠点として昨年も

賑わいをつくった実績があるとのことである。(今年も10月4日からピンク

リボンスマイルウオークが始まる)東京ミッドタウンの都市機能を備えた

施設の一面を物語っている。

http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/3390.html


館内に入り、mujiのショップを回る。私は上品でお洒落な東京ミッドタウンの

このショップが好きだ。

h&mの参入で、ザラ、ギャップ、ユニクロと並んでmujiが現代日本の消費

文明の一翼を担うのは確かであろう。

成熟した平均的な日本のライフスタイルの真髄をこれらのブランドが表現

していくのではないだろうか。

http://www.muji.net/store/


上から下へと館内を巡り、帰りがけに発見したフジフィルムギャラリーにより

http://fujifilmsquare.jp/

あるオランダ人の見た昭和の日々の写真展を楽しむ。懐かしさを覚える

写真ばかりだ。

http://fujifilmsquare.jp/detail/080829.html


東京ミッドタウンの多面性、多様性に単なる商業施設でもなく、公共施設の

無味乾燥さとは対極にあるエンターテイメント溢れる東京ミッドタウン。

六本木トライアングルエリアのフィナーレに相応しい場所であった。


1年を経る月日は、確実に東京ミッドタウンを進化させていることは「揺るぎの

ない確か」である。