9月3日、伊勢丹本店のB2に「イセタンガール」がオープンhttp://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/women/isetan_girl/news/index.jsp
4日の午後、早速出向いてみる。
従来2階にあったシンデレラシティが再編されて、B2に降り、跡地は
ランジェリーとコスメのゾーンが構築されていた。http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/women/apothecary/index.jsp
お客様を海外から呼ぼう! テンカイジャパン
http://www.apalog.com/kurita/archive/321
副都心線の開通に焦点を当てた伊勢丹本店の食料品フロアに次いで、
予定されていた婦人服本体のリニューアルは頓挫し、
伊勢丹「イセタンガール」でお茶を濁したのか。
無印や、ロフトのように飛び出す専門店構想を掲げていたBPQCも
逃げるように消滅させ、「イセタンガール」へとスィッチ。
伊勢丹メンズから始まり、1階の婦人雑貨フロア、B1の食料品フロアと
他の百貨店を抜きんでていた伊勢丹の百貨店業態改革の延長線上に、
今回の「イセタンガール」は位置ずけられるのか。
それとも、固めることができなかった婦人服フロアのリニューアルからの
緊急避難の一手だったのか。
B2フロアを一巡したが、どうも後者なのではないかとの思いは消えない。
何故、今、伊勢丹は女子学生(SWEETの妹世代)がターゲットなのか?
駅ビルやファションビルが元気なのを横目にしての近視眼的な決断か、
それとも目の前の丸井の動向をキャチしたが故の見通しか、
定かではないが、衣料大恐慌と揶揄されるなかでの選択ではあったのだろう。
小島健輔 「衣料大恐慌にかく対策せよ」
http://www.fcn.co.jp/kr/hankaku0808-1.html
ともあれ、小売現場においては、団塊マーケットへの幻想が顕になってきた
ということは確かなのだろう。