本日、「山科の家」の上棟式が行われました。
先週くらいまで、肌寒い日が続いていたのが嘘のように、天候に恵まれ
無事、上棟式を終えることが出来ました。
おめでとうございます!
複雑な構造に大工さんたちも苦戦されながら、
それぞれの担当の仕事をこなす大工さん。
材の加工も一声かけて出来上がる連携プレー。
慣れない言葉が飛び交う現場に圧倒されました。
休憩の合間に2階へあがると、素敵な風景が、、、、、、、、、。
写真でうまく伝えられていないのが残念です。
実際は想像以上の景色で、コンセプトを上手く演出してくれています!
Concept
-狭小地の余白のある家-
古くからの家が立ち並ぶ住宅地の建替えのプロジェクトです。
計画地は、敷地面積104.81㎡(31坪)の低層地域で斜線や
景観が定められた条件に制限がある狭小敷地です。
そのため、周辺の住宅は敷地いっぱいに家が建ち、京都な
らではの狭小住宅が密集しているため庭や緑地といった、
自然を感じることが難しくなっています。
そんな中で、必要な部屋数を確保しつつ、空間に余裕を持
たせた家づくりが出来ないかと考えました。
そこで、今回は狭小敷地にあえて余白をつくることにしました。
敷地内に3つのボリュームの箱をもうけ、それぞれに角度をつけ
ていきます。角度を与えることによって生まれた余白空間
を敷地内につくりだしていきます。
この余白部分に緑を設け、どの部屋にいても外部を感じる
ことができるようになっています。建物を1つの大きなボリ
ュームと考えず、いくつかの小さなボリュームをまとめ、
繋ぐことで狭小な空間でありながらも緑を敷地内に点在させ、
建物内に外部を取り込み、最小限の空間を豊かな空間に変え
ることを可能にしています。
また、角地であることを利用し、フェンス等を設けず開放することで
より一層緑の豊かさを感じることができるでしょう。
最後に皆さんで写真を撮りました。
大工の皆様暑い中ありがとうございました。
完成は秋ごろを予定しています!
完成までお楽しみに~**