このレコードを聴いていると、つい当時のBud Powellについて思いを寄せてしまい、
かっこつけて言えば、れんびんの情をもよおしてしまう、主役のGordonには悪いけど。
Powellの特徴とさえ言える例のうめき声も、まるでロレツのまわらない重度のパンチドランカーのようで、
全盛期録音の神懸りテクニックに目を丸くした僕達は、これが同じ人間なのかと再び目を丸くする事になる。
若かりし頃はノリで気に入り、わかってくると駄作だと吐き捨てていたが、
僕だけだろうか?今は切なくて全編通して聴くには重たすぎるアルバムだ。
自身の成長の度合いでコロコロと評価のかわる僕のカメレオン的、暗涙盤。