2021年の今日は、とても思い入れのある一日でした。

 

2020年の夏コミが中止となり、冬コミもなくて、今年こそ、って思ってた2021年。

2020年の秋口は、赤ブーのイベントなんかは開催できてて、GoTo使って大阪とか福岡のシティにも出られたし、制約はあっても何とか開催できないものかと期待してた夏コミ99も延期が決まりました。

延期決定の発表は3月。この年はもう、イベントの軒並みの延期中止に辟易してて、意地でもイベントに出てやる!って、ジャンルも地方も関係なく、いけるイベントはかたっぱしから申し込んでは直前の中止が決まったり。

もうさんざんでしたね。

 

本来だったら、オリンピックの都合上5月開催になっていたはずの夏コミでした。

そして、本来だったら劇場版キャメロットが公開になるのに合わせて、その前に出そうと思ってた『少年ハナム』

劇場版で、新しい設定が出てきて解釈違いが生じてしまったら、もうこの本出せないじゃん!と焦りに焦りまくって、何が何でも劇場版公開前の5月の連休までに世に出したかった一冊でした。

 

夏コミ延期で会場があいたところに予定してくれたコミ1に申し込んで、5/4に頒布できることになるはずだったけど、コミ1も1週間前に延期が決まり、さすがにこの時は虚無になりましたね。

5月半ばまでの2週間近く、メンタルがかなりやばかったです。

 

幸い、といいますか、劇場版の公開も延期となり、5/16に申し込んでいたるーしこでやっと先に世に出すことができ、その後公開の劇場版でも許せない解釈違いのような情報はでてこなくて(そもそもそれに触れるようなものもなかった、それはそれで悲しい)何とかクビがつながった思いですが、5/4というのはそんな幻のイベントの日であり、幻に終わったがゆえにその日に世に出すことができなかった新刊の奥付の日付でもあります。

 

この本、よく書いたなと思います。

今の私にこんなの書けるかっていったら、絶対無理。

っていうか、一日一呪腕だって、よく毎日描いてきたなって思います。

今は絵も描いてないし、ログイン途切れさせてしまってからは推しているとも言いにくくなってしまっているのだけれど、この数年間、全力で好きでハマっていた時間は自分にとってとても貴重なものだったし、そういう時間が持てたことを幸せに思っております。

 

多分ないと思うけど、案だけで実現しなかったおマンガを完成させられる日がきたらいいな、と、時々思いったりしています。