タイトル 菜乃花(なのか)
私は、7日しか生きられない。
そう言われたのは、いつだったか。
「君は死んでしまうの?」
「違うよ」
「君は消えるの?」
「違うよ」
「では君はいなくなるの?」
「違うよ
私は一度散るだけ
そしてまた咲くの
花のように」
君は病気。
菜乃花病。。
7日しか、生きられない。
そしてまた7日経つと生まれる。
1日目に生まれ
2日目に育ち
3日目に言葉を発し
4日目に出会い
5日目に笑い
6日目に倒れ
7日目に消える。
そしてまた1日目に生まれる。
「バイバイするの?」
「しないよ
私はまた生まれる」
「また会えるの?」
「会えるよ」
少年は嬉しそうに、笑う。
少女は、また口を開いた。
「ねぇ」
「なぁに」
「今度生まれたら
私に名前を頂戴」
少女はゆっくりと、言葉を発した。
「名前?」
「私に名前はないの
だからつけてくれない?」
「いいよ」
「ありがとう」
「またね」
「うん」
「おはよう」
「誰」
「僕は君の友達だよ」
「友達?」
「そうだよ」
「私は」
「君は菜乃花(なのか)だよ」
「菜乃花?」
「そう君は菜乃花。。」
終わり