私には小学校4年になる男の子がいます。
都内の区立小学校に通っています。
彼はちょうど、1年前まで学力世界一と言われているフィンランド
のインターナショナルスクールに2年間通っていました。
ですから、うちの長男は日本の小学校とフィンランドの小学校の
違いを肌でダイレクトに感じている生き証人です!!!
ですから、長男の話はとても参考になります。
私も2年間フィンランドの大学院で教育学を学び、日本とフィンランドの
教育政策について研究していましたが、帰国後、長男の言動を観察したり
彼の感想を聞いたりするのは 机上で研究するより、はるかに面白いです!![]()
正直、子供だけど・・・ドキッとするような
大人顔負けの鋭いコメントや意見を言います。
先日、私が「日本とフィンランドの小学校、どっちが好き?」って
尋ねると「そんな分かりきった、くだらない質問しないでよ。」と言われました。
「え?そうなの?」私は内心、どっちが好きなのか、判断つきかねていました。
帰国してすぐはフィンランドに戻りたいようなことも言っていましたが
最近は全然言わなくなったので、日本の学校や友達に馴染んで楽しくなったんだろう
と高をくくっていました。
「それで、どっちなの?」って聞くと・・・「フィンランドに決まってるじゃん!」と
言われてしまいました。「理由は?」すかさずつっこむと。。。
「だってさ・・・日本の学校って遊べないんだよ!宿題も多いし。。。しかもくだらない種類の。。。
それにルールも多いし、つまんないよ!」
その点、フィンランドの教育事情は対照的でした!
休み時間に「遊ぶ」ことは絶対命令でした。国の方針として・・・。
Education Actという(日本で言う教育基準法のような)
法律にも「子供の遊び時間を確保する」ことはしっかり明記されています。
しかも‘戸外‘で遊ばなければいけません。
フィンランドの冬は日本(東京)と比較にならないくらい
寒いです。(ちなみに我々がいた年の冬の最低気温はフィンランドの南だったのに
マイナス38度まで行きました。)
マイナス20度くらいまでは、全員、休み時間の度に
防寒着(スキーウェアのようなコートとズボン、帽子とマフラー)
をしっかり身につけて、全員外に出ます。
(休み時間の間、教室には鍵がかけられてしまいます。教室に残ることは不可。)
雨の日
でもレインコートと長靴を履いて、外に出されるので、フィンランドの子ども達は
すっかり慣れっこで、雨や雪の中、
追いかけっこをしたり、遊具で遊んだりしています。
秋くらいからすっかり日が短くなるので、子ども達は真っ暗で寒い中、外で遊ぶので
しばらく慣れるまでは不思議に思っていました。。。
でも徐々に、「例え厳しい気候だったとしても、それにも負けず
自然を受け入れ、元気に体を使って遊ぶことは子供にとっても
大変重要なこと」だと思うようになりました。うちの長男もドロドロになりながら
遊んだフィンランドの休み時間のことは忘れられないようです。
またフィンランドの場合、授業時間はすっごく短いのです。
(OECD加盟国の中で確か2番目に短かったと思います)
宿題も少しだけです。2ヶ月以上ある夏休みの宿題はゼロです。
おおいにバカンスに励め!ということの様です。
一方、日本に戻ってからは、よく宿題に追われています。
昨日は、分かりきった算数ドリルを40問も繰り返し、回答しなければならないことに
納得が行かなかったようです。
「どうしてこんな全然、頭使わないこと、繰り返ししなきゃいけないの?」と
本当に嫌そうでした。。。
ドリルの内容を見て、彼の気持ちがよーく理解できました。
ですから「つべこべ言わず、黙ってやりなさい!」とは言いたくありませんでした。
最近、度々「今の友達を連れてフィンランドに戻りたい(ノ_・。)」と言っています。
その意味は「友達は日本人の子たちの方が面白い。
でも日本の学校は極めてつまらない。。。」そうです。
今回の件もそうですが「日本っておしいな~」ってつくずく思います。(-。-;)
では続きはまた明日!