分かち合う | 訪問看護ステーションオルタナ ブログ

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お疲れ様です

訪問看護ステーションオルタナです

ブログ更新します

 

訪問リハの現場では1人で独居の方もいれば

夫婦で2人暮らしの方

子供さん夫婦と同居されている方など生活スタイルは人それぞれ

 

色々な生活スタイルがありますが

「家族」

ここの繋がりは確実に存在します

 

毎週月曜日に訪問させて頂く夫婦の方がいます

最近は口喧嘩も多く間に入ることもしばしば

話を聞いているとお互いの言い分もわからなくはない

お父さんの言い分もわかるし

お母さんの言い分もわかる

だからなんだか難しい

 

他の利用者の方を訪問させて頂くときもそんな感情を抱くことがあります

男性の方でパーキンソン病による障害がある方の訪問リハに行かせて頂くのですが

やっぱりここでも訪問リハ中に喧嘩が勃発することがあります

ここでも

お互いの話を聞いていると

どちらの言い分もわかる

 

自分の両親もですが夫婦喧嘩というものは必ず存在するわけで

訪問リハの現場であれば

介護する側と介護される側

それぞれの立場があってそれぞれの言い分が存在するんだと思います

 

僕自身

介護ってほどではないですが

両親が同時入院したり自分が癌になったりそれぞれの立場を経験しましたが

どっちも大変

どちらの立場でもお互いの葛藤があると思います

 

家族でけでなく人間関係も同じ

人それぞれ

お互いの立場や都合があって人それぞれの考えが存在する

これをすべて理解して分かり合うというのは難しいと思います

 

「分かり合うのではなく分かち合う」

こんな考え方が大切なような気がします

 

夫婦であっても元々はお互い他人であって

友人や職場のスタッフであっても元々はみんな他人

他人同士がすべてを分かり合うというのはちょっと難しいと思います

だけど

分かち合うことは出来るのではないでしょうか

 

お互いの主張を押し付けあうのではなく

お互いの主張や意見を尊重し歩み寄る考え方

いわゆる

第3の案

この考え方は本当に大切な気がします

 

人と関わる以上

理解できないことは必ず存在すると思います

理解できないかもしれませんが

冷静になってみて相手の立場になって考えると理解できることの方がが多い気がします

ただ

理解は出来ても色々な事情が重なると歩み寄ることも分かち合うことも出来ない現状も存在するのかもしれません

 

そんなときにどうするか

そこにその人の本当の人間性や力量が問われるんだと思います

直接的には難しい

今すぐには難しい

遠回りかもしれない

それでもなお

その人の為に

分かち合うことが出来る選択を出来るかどうか

 

だって

選択肢は無数に存在するし

何度でもやり直すことは出来るのだから

 

 

Human Care Draem~人をケアして夢をみてもらう~

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