青い空の下で(25) ~ 鑑定を終えて | 前世の記憶を辿る Past life memories

前世の記憶を辿る Past life memories

元ブログ『前世の記憶』の続き。
前世の記憶では前世以外のカテゴリーも様々書きましたが、本ブログは、
前世関係に特化させたいと思っています。

Sさんから依頼いただいた鑑定は、想像を超えて

過酷なものとなりましたが、得たものはそれ以上に

大きいと感じました。

 

始めは、薄幸な母と、幼い頃から苦労を重ねる娘、

そしてこんなに強い心を持った『お兄ちゃん』が

何故理不尽な人生を送らねばならなかったのか・・

 

誰もが、何か落ち度があってそうなったわけではない。

 

すみません、ちょっとここで中断します。

以前、記事を書く段階で『自動書記』のようになることが

あると『大地が純白に染まる時』で書きましたが、今回

それはありませんでした。

母の描写、お兄ちゃんの描写をする都度、涙が零れ、

悲しい気持ちになる--それがすべてでした。

 

が、たった今、書いている途中、↑でお兄ちゃんについて

書いていた時です。ふと、彼の『今』の気持ちに焦点を

当ててみたところ、シモーネと暮らした短い日々が、

とても楽しかった伝えてきました。哀しみの気持ちが、

一切消えているのです!初めてです、ずっと悲しい気持ち

しか感じてこなかったので・・

 

お兄ちゃんがどこの誰だと特定できないのが残念ですが、

少なくとも、彼の哀しみの事情を伝えてほしかった望みが

叶い、気持ちが晴れたような気がします。

信じるか信じないかの世界ですので・・耳半分でどうぞ

 

戻ります。

『得たもの』が大きかった、という件について。

ナチスが犯した罪について、残酷な史実が多くて深く知る

ことに目を背けていたようなところがありました。

 

今回は、舞台がポーランドとドイツであったことから、思い

がけず、ポーランドという国の歴史、そして大戦時には

広く知られているユダヤ人迫害以上ともいえる迫害を

受けていた事実を知ることになりました。

 

また、逆の事実を知ることもありました。

『勝てば官軍負ければ賊軍』という諺もあるように、

敗戦国は、全てが悪としてその名が残ります。

しかし、実際は、例えば『ヒトラーの娘たち』にあるように、

当事者達は、悪と知っていて戦争に関わっていたわけ

ではない、(もちろんした事は、決して善ではないが)

官僚のトップ達が下した命令に従うだけの民間人

が戦犯として死刑判決を受けたりしているのです--

正義がまったく通用しないような立場に貶められること

に対して、それを自業自得と済ませてよいのでしょうか。

 

悪の意識なく戦争に関わっていたという事は、ドイツに

限らず、どの国でもあり得る話だと思いました。

少なくとも敵対する相手国にとっては正義で無いことも

立場を変えれば(自国の人間からすれば)正義なのだ

から。

 

ナチスの非道な逸話ばかり表面に出ますが、戦後の

どさくさで、ヨーロッパの他国に移住していたドイツ人

達が帰国途中、恨みを持つ人々から激しい暴力や

私刑を受け続けた事実は、表沙汰にされていな

かったと思います。

ネットの登場によって、様々な事実が明るみに出て

きたということでしょう。

 

ナチスの所業は決して肯定されませんし、二度と

繰り返してはなりません。

しかし、未だに世界の一部地域では、終戦を迎える

ことができないでいます。

 

 

 

 

 

記事は、次回もまだ続きます。
あと少しお付き合いください。
 
 

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