輝く星に導かれ(13) ~ 出会い | 前世の記憶を辿る Past life memories

前世の記憶を辿る Past life memories

元ブログ『前世の記憶』の続き。
前世の記憶では前世以外のカテゴリーも様々書きましたが、本ブログは、
前世関係に特化させたいと思っています。

女性はカミラに、バッグをひとつ助けてくれないかと請うた。

 

見るからに重量のありそうな大きなバッグだったが、カミラ

にも荷物がある--が、彼女は出航までの数時間、街を

ぶらつくだけのつもりだったし、何より2度と父の家には

戻らない覚悟で飛び出してきたわりには、持って出たのは、

小さなバッグ唯ひとつ--

失意から自暴自棄になっていた証・・

 

他人の荷物のひとつやふたつ、どうにでもなりそうな軽装

だったが、カミラは余計な事はしたくない、ひとりになりたい、

と思っていた--

 

けれど、女性が修道服を身に付けた

尼僧

であったことから、無下に断ることを躊躇った。

 

 

年の頃は、カミラより10歳ほど上だろうか--見るからに細身の

シスターにとって、苦行とも思える2つの鞄。

比して彼女より若く、体格もがっちり型のカミラが荷うことは、苦も

ないこと--

シスターは、さすがに、2つとも引き受けようとしたカミラに気が

引け、ひとつだけは自身が担ったが、更なる要望を願い出た。

 

自分の寝起きする修道院は近く、馬車など使わなくともよい

距離にある、時間が許すようなら案内するので、どうか

そこまで運んでほしい・・と。

 

カミラは、馬車に乗せるまでの束の間のお手伝いと思っていた

ものが、さらに自由を拘束するような注文をしてくるとは、なんと

あつかましい修道女--!

イラっとしたものの、相手は神に仕える身、自分もカトリック信者

--否とは言えず、出航までには少なくとも戻れるだろうと思い、

渋々頷いた。

 

 

 

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