給与を下げられ、収穫物の横流しや釣銭の誤魔化しで
稼ぐことも不可能になり、酒代に窮するようになると
テキサスの顔から、以前の陽気な笑顔は徐々に
失われていった。
アナベラも、彼を助けたくとも、所詮奴隷の身、給料など
支払われていない彼女にできることは、何もない・・・
そのうえ臨月を迎えていた彼女にとって、実際それどころ
ではなかった。
彼の子を産むことは、大きな幸せであるはずなのに、
そんな時、このような辛い気持ちでいなければならない
とは--
*~*~*~*~*~*~*~*~
やがて、出産の日--
産まれたのは、男の子--その瞬間は、何もかも忘れ、
アナベラは、初めての喜びに浸った・・
が、その翌朝--家族代わりの労働者達は、ベッドに
横たわる彼女が、悲痛な涙に暮れる姿を目撃することに
なる・・

