太陽の王国(13) ~ ファラオの墓 | 前世の記憶を辿る Past life memories

前世の記憶を辿る Past life memories

元ブログ『前世の記憶』の続き。
前世の記憶では前世以外のカテゴリーも様々書きましたが、本ブログは、
前世関係に特化させたいと思っています。

息子と王座に並び、様々な役職の人々の訴えに耳を傾け

そして結論を迫られる--

 

 

側近に相談すれば片付く内容なら悩むことはない、が、

統治者でなければ出せない答えもある。

そんな時は、記憶にある両親の手法を使ったりもした。

 

両親は、占い師などに頼ることを嫌い、占いゲームのような

ことをして、自ずから答えを導き出そうとしていた。

藁にもすがるような思いのアンケセンにとって、手法の是非を

斟酌する余裕はない--まして、両親が実際に行っていたのだ・・

 

陳情に答えるばかりではない、公共施設建設現場の検分、そして

その中には無論、ファラオの神殿も含まれていた。

 

ある日、兄の霊廟となる王墓の現場監督が陳情に現れた。

褐色の肌、30才手前ぐらいに見えるその青年は、神殿の働き手が

農業をしつつのWワークなので、収穫時期になると人手が不足、

実際、工期も遅れ始めている--先王に対する敬愛の強さから、

自らの責任を問い、その遅れを取り戻したいと訴えた。

 

陳情に対して、アンケセンはいつも

兄ならどう答えるだろう?

と考える。

 

兄ならきっとこう言うだろう--

自分の墓など急ぐことではない、構造の土台は、すでに

美しく仕上がっているではないか。

農民を必要以上に駆り出してはいけない、急ぐでない--

と・・

 

青年にそれを伝えると、彼は大いに感銘を受けたようだった。

 

*~*~*~*~*~*~*~*~

 

アンケセンは建設途上の墓を、息子を連れてしばしば

訪れていた。

 

 

それは、ファラオの血を絶やさないと誓った事を再確認する
ためと、摂政としての責務の辛さを聞いてもらうため。
そして息子に、父の生前の話をし、魂を感じてもらうなどの理由
があったから--

そこで心を落ち着かせることができた・・