ダブルスの方は、3回戦で敗退してました。
ルブリョフくんにとっては準々決勝を控えて
良かったのかも。
謙虚だし自然体で好感が持てる記者会見。
但し、サーシャの時のように大勢の記者が
集まってるわけではないし、何より
色気(女っ気)無し。
女性インタビュアー皆無。何故???
Q:準々決勝で対戦するラファ・ナダルは、
君の少年時代からのアイドルだけど、どんな
気持ち?
A:ゲームを楽しみたい。彼と戦ってみれば、
彼と自分との力の差が判るので、
今後自分が何をすべきか見極め
られる。
Q:彼と君のプレーの違いについて教えて
A:彼は脚力とディフェンスが凄い。
僕はショットが強み。僕にとってこの試合が
全米の戦いの中でのメインイベントになる。
Q:勝敗以外の部分で楽しみにしている事
は何かある?
A:今夜、オフが取れたこと。明朝までフルで
眠れる。それがイチバン。(笑)
Q:今年、大飛躍したけど、何が原因?
A:去年、チームを刷新した事かな。
テニスのコーチ、フィットネスのコーチ・・
全員変え、練習拠点もバルセロナに移した。
Q:何故チームをチェンジした?
A:去年までは上手く行ってなかったから。
何か、全く成長しなくて・・それどころか、落ちて
行く感じがしてたから何かを変えなければいけ
なかった。新しいチームになってから、リアル
ワークをスタートした。
Q:あなたと同年代の若いプレーヤー達の
活躍を見ていてどう思う?
A:素晴らしい事だと思っている。お互い
切磋琢磨して成長することができるから。
彼らにできるなら、同い年の自分にだって
できるはず、できないはずはない、と思える。
レベルも高い。シャポバロフ、ズべレフ、
チョリッチ・・・彼らはトッププレーヤーを倒し
ている。グランドスラムのファイナルまで進
める実力がある--
今回僕は準々決勝まで進んだが、次の大会
では彼らが簡単に決勝まで進むだろう。
Q:面白いことに、今活躍している若いプレーヤー
達--君やズべレフ等、ほとんどが
ロシア系だ。
これって偶然だと思う?
A:分からないけど、同世代で、国籍は皆
違っても、ロシア人の遺伝子を持っている
ことは嬉しい事--あ、ロシア人にとって
だけだけどネ。
Q:フェデラーやナダルは長い間トップに
君臨してるが、それをどう思う?
それを若い世代の脅威と思うか、それとも、
我らの方こそ、これから10年を超えて君臨
してやるぞと思うか?
A:彼らはアメイジング。
僕にとって彼らは『レジェンド』。
言えることはそれだけさ。
Q:準々決勝では、尊敬する大好きなナダル
に対してどんな気持ちでコートに立つつもり?
A:普段通りに。
準々決勝といっても、こなしていく試合の中の
一試合にすぎない。ツアーのラストマッチになる
事は望まないので、冷静に、試合に集中する
ことだけを考える。
Q:ラファの人柄も含め、どんなところを尊敬
している?
A:彼は真のプロだ。何もかもを完璧にしようと
いつも心掛けている。だからこそナンバーワン
に君臨できているのだと思う。歴史に残る
トップアスリートのひとりだ。
Q:ロシアの若い世代は、ホッケーとかオリンピック
種目のスポーツを重視する傾向があると個人的には
思っているが、君はテニスをやっている。
そのことについてはどう考える?
A:僕は、ママがテニスコーチだったからテニスを
始めたというというわけじゃない。子供の頃は
テニススクールに通いながら、父がプロボクサー
だったので、ボクシングジムにも連れていかれた。
サッカーもやったことがある。でも、ボクシングは
ジムに居るのが嫌でたまらなかった。サッカーに
ついては、プレーしている間、テニスの練習時間を
それのために割かなければならなかったのが
嫌だった。一日中テニスだけをやっていたかった。
Q:何故そんなに好きだったの?
A:わからない。ただ好きなだけ。
チームスポーツとは違う雰囲気が好きだった。
Q:2年前君をオーストラリアで見た時、とんでもない
素質があると思って見ていた。そんな才能があっても、
好い時や悪い時がやってくる。落ち込むような時
もある?
A:過去2年間は沢山落ち込んだし、いっぱい泣いた。
今年は少しだけ、良くなってる・・(笑)