米大統領選挙 トランプショックで大揺れの中
映画『君の名は』を観てきた。
映画評は後程にするとして、
米国内のみならず、世界中を驚かせたトランプ氏の勝利は
英国のBrexitに似た流れーーもしくは、2009年の
民主党による政権交代にも似ていると思ったが・・
日が経つにつれ、英国と同じ土俵では論じられない
世界中の国家を巻き込む゛ショック"となりつつあるようだ。
選挙期間中、自国さえ良ければいいんだ、みたいな
内向きの演説に終始していたトランプ氏。
そんな思惑は、世界に不安を増幅させるだけ。
地球温暖化はでっち上げだとして、途上国への温暖化資金
拠出を削減するとか。
途上国の人々にとっては、死活問題だ。
そもそも、オバマ政権で約束したことを、政権が変わったら
反故にするというのであれば、今後、各国は米国という国家
そのものへの不信感を常に持たなければならなくなる。
私個人としては、大統領選挙後、わずか2日でオバマ大統領と
会談し、別人のように素直に『オバマ大統領を尊敬する』と云った
トランプ氏を見て、これは意外に大化けするかもしれないーー
とは思った。
予言者でも政治通でもないので単なる希望的観測にすぎないが・・・
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長編アニメ 『君の名は』
は、あまりにも評判が良く、観客動員数も伸びているという事で
観に行きたいとは思いつつ日が経ってしまったが、米国公開が
決定、アカデミー賞の対象作品となったことで、上映終了になる
前に、と急いだことと、映画に使われている曲も『前前前世』とか
--物語の内容をほとんど知らなかったので、前世視としては
関係しているなら見ておかねば等の思惑があった。
・・ところが・・
男女が入れ替わる?
時間差?
どちらも、既存の映画やあらゆるメディアで使い古された(回された)
シナリオじゃないの?
ああ・・出費や時間のことを言いたくはないが・・
かなりがっかりしたが、それでも収穫はあった。
この個人的にはお世辞にも良かったとは言えないアニメを見て
改めて
宮崎駿氏
の偉大さを痛感させられたことだ。
宮崎アニメが長い間在るのが当たり前と思っていた時代、
その時でも、彼の世界観や表現の仕方に感銘を受けていたが、
『君の名は』のようなアニメを観て、改めて宮崎アニメは実は
本当に素晴らしかったんだ、と思い知らされたのだ。
宮崎アニメは、日本独自の文化、世界を描きながら、メッセージは
世界共通のものだった。『君の名は』も、似せてはいるが、その
世界観は視野が狭く、世界では通用しない。
最後に、『前世』とは何も関係のない内容だったと思うけれど、挿入歌
のタイトルは、なぜ前世と銘打っているのだろう??