バルセロナ・オープン バンコ・サバデル 2015
錦織初戦(2回戦)
『今年初のクレイでの試合は楽じゃなかったけど、2セット
とも良い内容だった。特にサーブが良かった。この素晴
らしい施設が整った会場で、連覇目指して戻ってこれた
ことは、とても嬉しい。』錦織談
危なげのない試合でした~~。
なので一喜一憂することもほぼ無く見ていたところ
第2セットの第5ゲーム ゲバシュビリのセカンドサーブ。
回り込んでのフォアのリターンで目が覚めました!!
なんて・・・なんて魅力的なショットでしょう・・・!
昨年、アガシが、錦織はお金を払って見に来る価値の
ある選手--と言っていたけれど、この たった1本の
ショットでさえ凄く高い価値があると思いました。
ところでこの ゲバシュビリ という選手、見かけはごつい
ですが、少女のように繊細な神経の持ち主に見えました。
ゲームの最初はビビッていたようですね、理由も無く。
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昨日は錦織戦以外に、心躍る試合がありました。
錦織戦直前に行われたピスタ・セントラルでの第2試合
A・ルブレフ(ロシア) VS F・ベルダスコ(スペイン)
インディアンウエルズ(マスターズ)で錦織に善戦、直近の
マイアミ・オープンではナダルを退けた
フェルナンド・ベルダスコは、
世界ランク37位。
対してロシアのアンドレイ・ルブレフ
は若干17歳の世界ランク 329位
7/6(4) 6/3 でルブレフ勝利。
第2セットはルブレフがコートをほぼ支配していたようでした。
試合を決める最終ゲームで、足を怪我したようで、途中から
足を引き摺りながらのプレーとなりました。もしここで棄権
すれば、勝利目前の(あと2,3ポイントで勝利というところ)
敗退、ということになります。
ロシアの選手でも、つい力が入り応援してしまいました。
観客も全てがルブレフを応援しています。
痛い足を引き摺っての、力を振り絞ったプレーで勝利した
瞬間、総立ちの観客の視線の中で、彼は胸にクロスを刻
んでいました。そして客席のお母さんは涙を拭っています・・
329位の選手が、はるか格上の選手に勝った、それに
驚きましたがこの選手、調べてみると、昨年のジュニア
世界ランキングNO.1の選手だそうで--
イギリス(Nike Jnior International Roehampton)と
フランス(Roland Garros Junior French Championships)の
2つの大会で優勝した2014年の世界ジュニアチャンピオン
だそうです。
今年からATPワールドツアーレベルの試合に出場しており、
マイアミオープンでは2回戦でJ・イズナーに 3/6 4/6 !
で敗退、米のESPNでも、数十年ぶりに現れた、ロシアの
ライジングスターとして紹介されています。
また、youtubeにナダルとトレーニングする彼の動画が
アップされていました。
今日は夜遅く、12時頃から
イタリアのF・フォニーニ(ランク30位)と対戦予定。
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錦織の対戦相手が決まったようです!
Santiago Girald
シングルス・ランキング:31位
最高28位(2014年9月)
国籍:コロンビア
年齢:27歳
身長:188cm
プロ転向:2004年
右利き
錦織と同じフロリダ、ブレイデントンでトレーニングしている。
どんなサーフェスにも適応できる。
趣味のひとつに乗馬(愛馬ぺレイラと)
将来は政治家志望。