オーストラリアンオープン 第4日
錦織圭 Vs イワン・ドディグ(クロアチア)
この1戦は、錦織選手の凄さを厭というほど見せつけられる
素晴らしい戦いになりました。
第2セット後半から第3セットにかけて
『神』ゾーン (修造さんの言う スーパーゾーン)
に突入--もう負ける気がしないモードが漂い始め、これは
このまま勝利へ突き進む、と思っていたところ
第4セット 第9ゲーム(記憶違いだったらごめんなさい)
錦織のサービスゲーム
アウト(フォールト?)とコールされたサーブについて、チャレンジした。
判定は、 IN
ところが、錦織にポイントは入らず、ファーストサービスからのやり直し
を審判が指示したため錦織が抗議。
--しかし、判定は覆らない。
--テニスを離れた彼の素顔は、怒ることなどあるだろうかと
思えるほどの好青年。
抗議 など縁遠いと思っていたら、この時の錦織選手は毅然と
抗議していました--!
やはり、米国生活の長い彼は、日本人の良いところも残しつつ、
主張すべきところは主張する--リスクを背負っても--という、
国際人としての利点も身につけていることがよく解る一件でした。
日本人的思考であれば、ぐっとこらえて抗議せず、を美徳のように
捉えるところ--が、彼にとってそれは問題外だったようで--
その後もこの一件でリズムを狂わせること無く、平然とプレーを
続け、最後まで影響を感じさせることはありませんでした!!!?
そしてこの 毅然とした抗議 と覆らなかった判定を見た観客が
一気にヒートアップ!
多分日本の観客以外は、どちら寄りでもなかった観客全てが
錦織びいきに傾いたように、『NISHIKORIコール』は上がるは、
錦織のポイントに喝采するは、挙句に--ドディグ選手には何の
罪もないのに--『アウト』のコールを、観客の一人が大声で叫ん
でしまったため、彼を激怒させてしまったり・・・
今日は、観ていて様々な意味で、2倍も3倍も楽しめた試合でした。
試合後の会見が全豪公式サイトに上がっていました。
『長い試合だった。
第1、2セットは、ドディグの調子が良く、自分はサーブが良くなかった。
第3、4セットは攻撃的にできたし、調子も良かった。好い試合だった。
今日の試合は1回戦より暑くて、第4セットは疲れたし、めまいがしそう
だった。
こんなコンディション(暑い)の中で戦うのはもうご免だね~』
なんか、のびのびしすぎの会見です・・
http://www.ausopen.com/en_AU/video/index.html?tabName=interviews_videos
