私が視たセレネが、実在したセレネ1世だったかどうか、本当のところは判らない--
彼女が実在していた人物であったという事で、そちらの検証をしたが、本来ならFさんの
レイラ に関わる検証をすべきところ、横道に逸れてしまった。
が、彼女のおかげで、レイラが生きた時代をほぼ特定できた。
それは、セレネ1世とセレネが同一人物であったかどうかは別にしても、少なくともディスク
の年代がプトレマイオス9世前後の時代と一致していたことは事実だったからだ。
そして今回、Fさんの依頼とは少しかけ離れた部分での検証をしたいと思う。
前世視依頼をされる方のほとんどが、前世と関わりがあると思われる様々な疑問を感じ
その答えを知りたいと思っている。
しかし、私の能力の低さから、ダイレクトにその答えに辿り着けないことが多い。
であるばかりでなく、時に依頼とは無関係ではないものの、直接の関係はないようなもの
まで見せられることがある--
何故そんなものを見せられるのか・・・理由はわからない。
これから書くのはそういった、前世視の副産物であり余談である--
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(11)眩い光 で、打ちひしがれるレイラが、灯台を呆然と見つめる場面がある。
実は、順不同で視える、最初に視えたビジョンのうちのひとつであるが、それは年代を
特定する、大きな手掛かりとなるビジョンだった。
すでにこの灯台が 世界の七不思議(巨大建造物) のひとつである、と答えを書いて
いるが、その時は、まさか--!と思った。
ビジョンを視ながら、エジプトだから--これはもしかしてひょっとして、あの、例の
灯台ではないだろうか・・いや・・しかし、『あの』灯台 だとすれば、あれは
海に沈んで現存しないものだから、それが視えてしまったら・・!
古代に関するモノに目が無い私は、こんなチャンス逃せない--そう思った・・・
ネットを巡れば、想像図が様々出てくるが、それは飽くまで『想像の画』である。
実際に見た人は存在しないわけで、どこまで真実を伝えているかも定かではない。
しかし視えたビジョンはあまりにリアル--レイラの瞳に映った眩い光という描写は、
実は 私自身が視たビジョン を言葉にしたものだった・・
