BARCLAYS ATP WORLD TOUR FINALS 準決勝後、錦織選手記者会見

https://www.youtube.com/watch?v=Y6VIU9ixiEQ
ざっと訳(質問は2種類のようです)
準決勝はどちらが勝ってもおかしくなかった試合だと思う。
特に第3セットの序盤は、チャンスだった。
第1セット、ジョコヴィッチ選手はすごく良かった。自分は第2セットに入りギヤを上げた。
彼は少し硬くなったようで、自分にとってはすべてがうまくいった。
第3セットでは、初めに数ポイント取った時点でイケルと思ったが、同時に余計な?ことを
考え始めてしまった。
ーー彼は、ノヴァク・ジョコヴィッチ 世界No.1プレイヤーだ・・等と。
結局、やたらとアンフォースド・エラーを増やし、ダブルフォールトも多くて・・
その間に、ジョコヴィッチ選手が調子を戻していってしまった。
敗れてしまい、本当に残念だった。
今年は良い年になった。ファイナル初出場でここまでよくやれたと思う。
オフシーズンに入ったら練習を重ね、グランドスラム等に備えたい。
来年もファイナルに出場できるよう、良いスタートをきりたい。
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次は、英紙 the Guardian から、ジョコヴィッチ選手が
錦織選手のプレーに言及した部分のみ抜粋しました。
第2セットでジョコヴィッチ選手がダブルフォールトをしてしまった時、観客が喝采した
ことに触れた。対錦織戦までの12試合のうち、たったの1戦しか2セットを越える試合
が無かった事も含め。
「これはスポーツなんだから、ファンが面白いゲームを見たいと思うのは仕方がない。
僕のミスは、冷静さを欠き集中力を失ってしまったこと。もう2度としない。」
「第1セットは、最高のスタートが切れた。第2セットの序盤もそうだった。
でもその後、防戦一方になってしまった。というのも、ニシコリがこのセットで調子を
上げてきたから。
彼と対戦する時、もしサーブの調子が良くなかったら、とんでもないプレッシャーに
晒されることになる。彼は速いペースが得意だ、そして低い弾道--フットワークも
俊敏で、そのあたりのバランスが実に良い。
彼のペースに乗せられおろおろしてたら、ひたすら防戦するのみといった世界に引き
摺り込まれてしまう!
彼のショットを見極め、例え自分のいつものショットの数より、多く打たされることに
なっても自分を見失わず、あせらないことだ。」
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いやぁ・・実に冷静な分析!
対戦側から見た錦織選手って、そんな凄いプレーをしているんだ、と改めて驚かされる
内容でした。
そして、そこまで冷静に分析できていたからこそ、ジョコヴィッチ選手は勝てたんだ、と
今更ながら、やはり彼は 王者 なんだ、とつくづく実感した次第であります・・
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