Four Continents Championships
February 8, 2013
By: Jackie Wong
今年の四大陸選手権では、男子ショートで 日本人同士の頂上決戦 が見られるだろう
と期待していたーーが、会場を沸かせたのは 羽生結弦 ただひとりーー
チームメイトである高橋大輔は4位発進となり、羽生が首位に立った。
男子ショートでの出場者23人中最終滑走の羽生は、冒頭の4回転、そして3アクセルを成功させる
という上々のスタートを切った。
ーーが、ジャンプ構成要素の最後、3ルッツー3トゥループのコンビネーションジャンプに
大きなミスが出るーー最初の3ルッツが、シングルになってしまったのだ。
このミスによって、基礎点が5点も減点されるという、高い代償を払うことになる。
クリーンに滑りきっていれば、いつも通り90点台に載せることができただろう。
しかし結果、羽生のスコアは、2位にわずか2点余上回るだけの、87.65点となった。
サプライズは、2012年の世界ジュニアチャンピオンである ハン・ヤン だ。
彼の今シーズンは、ジュニアグランプリファイナルに出場すらできなかったほどで、お世辞にも
出来の良いシーズンだとは言い難いものだった。
しかし今日は、実に見事な本当に素晴らしい4回転ジャンプを披露して、85.08--
堂々の2位となった。
最終グループから一つ前のグループにエントリーされた リチャード・ドーンブッシュ(米国)。
2011年全米選手権銀メダリストである彼は、最近演じた中でも、ベストパフォーマンスのひとつ
だと言えるスケーティングを見せた。
着実に4回転を決め、ミスといえば、3アクセルで手を付いたことのみ。
83.01点で3位となり、3人の米国人出場者中最も高い順位でフリーに挑む。
高橋大輔 は、クリーンではない演技で4位スタートとなった。
冒頭のクワド・トゥでステップアウト、そして、常にミスが無かったはずの3アクセルでは
転倒してしまった。3ルッツー3トゥのコンビネーションジャンプで挽回したものの、ダメージを
回復するまでには至らなかった。
後略