奇岩で有名なカッパドキアの見学を終えてトラックを走らせると、次の目的地は
スルタンハン という町にある
キャラバンサライ ~ 隊商宿
http://www.jp-tr.com/icerik/diger/karavansaray.html
より抜粋![]()
10世紀頃からアナトリア(小アジア)地方に多く建てられた現在のホテルや
インとしての役割を果たす旅人達の宿のことをキャラバンサライ又は隊商宿と
呼びます。
らくだや馬やロバなどの動物の背中に荷物を乗せ、隊を組んで長い旅を続け
ていた商人達(キャラバン)にとって周辺に何もないようなところに建てられた
宿は宮殿(サライ)のように大きく立派な建物としての印象を受けたことから、
次第にキャラバンサライという名で呼ばれるようになりました。
アナト リアには東と西を結ぶ商業ルートが多く、例えばシルクロード(絹の道)
やスパイスロードなどがその主なものとして知られています。
これらの商業ルートを旅する行商人達のために建てられたキャラバンサライは
ルート上、約30~45kmの間隔で建てられました。この30~45kmというの
は、キャラバン達が1日に旅ができる平均的距離だったと言います。
当時の建物は旅人の疲れを癒す目的と同時に旅人や商品を安全を重視して
建てられたもので、建物は四角形又は長方形で頑丈な壁や柱で囲まれ、中庭
や動物の小屋等も設備されていました。
現在トルコ国内には約100のキャラバンサライが残っていますが、そのほとん
どが廃墟化してしまっています。
しかし保存状態の良く見学可能なものもいくつかあり、その代表としては、
カッパドキア地方近郊のスルタンハン(Sultan Han)、カラタイハン(Karatay
Han)、アウズカラハン(Agzikarahan)などがあります。☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
この遺跡でTVカメラは、トラックに乗り合わせていた2人の旅人(アメリカ人とイギリス人 2人とも
男性)が、遺跡の中で、ガイドの説明を熱心に聞いている様子を映し出していた。
2人が正に立っている部屋の中で、当時、居合わせた商人達が交易を行っていたという説明に
甚く感動しているーー
『ここはまさに現代の貿易センターだったんだーー!!』
興奮気味にそう言ったのは、アメリカ人男性だった。
サングラスに黒いTシャツ、大柄な体格・・
ーーその時、2人の前世など考えてもいなかったーー映像に集中していたーー私に




