http://www1.nhk.or.jp/figure/movies/index.html
Takahashi to face Hanyu,Asada to meet Suzuki
at Japan's Derby
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今週末、グランプリシリーズ最終戦となるNHK杯が、宮城セキスイハイムスーパーアリーナで開幕する。
それが済めば後はロシア、ソチで行われるファイナルを残すのみーー。
日本がホスト国であるNHK杯は、選手のみならず、多くのフィギュアスケートファンにとっても、非常に人気のある大会だが、そこには明確な理由が存在する。
ひとつには、他に類を見ない温かい声援、加えてその観衆の、フィギュアスケートに対する豊富な知識ーー。
他国から日本にやってくるスケーター達は、アイスアリーナを常に満席にしてくれる日本人の前で演技することに、大きな喜びを感じているほどだ。
日本で開催されはしても、日本人だけの大会ではないーー当然、海外の名のあるスケーター達も参加するーー
にも拘らず、近づいてきたイベントを、『日本ダービー』と名付けるに相応しい、と思うのは、NHK杯最大の目玉が、世界のトップをリードする日本人スケーター達の直接対決にあるからだ。
とりわけそれが、ファイナルへの指定席をゲットするための、そして続く全日本選手権を見据えた熾烈な争いとなるだろうことを考えればーー。
男子シングルにおいては、今シーズン初めて、高橋大輔と羽生結弦の直接対決が見られる。
2010年のバンクーバーオリンピック銅メダリストであり、去年の全日本チャンピオンである高橋選手は、彼のGS初戦である中国杯で、チームメイトの町田樹に破れ、2位に甘んじた。
確かに、総ての出来ばえが良かったわけではなかったーー特に、技術的観点においてーー
しかしそれでもなお、彼の得意とするハイレベルで独創的な氷上の舞を見せつけた。
NHK杯では、優勝を射程内に捉えたうえで、さらに進化したパフォーマンスを披露してくれることだろう。
昨年の世界フィギュアと、全日本の両方で銅メダルに輝いた羽生結弦は、フィンランディア杯の優勝で
今シーズンの幕開けを飾った。
さらにスケートアメリカでは、95.07 のハイスコアでフィギュアスケート、ショートプログラムにおける世界記録を更新した。
ーー前世界記録保持者が、高橋選手だということは実に興味深い・・
あらゆる要素で最高のレベルだったことは言うまでもなく、その神懸かり的演技が熱狂的な賞賛の嵐を呼んだ。
ーーただ、これがフリーの演技に反作用をもたらした原因ともなった。
しかしそれもこれも、良い経験となるだろう。
情熱を100%演技に注入することのできる羽生選手は、芸術的要素において素晴らしい可能性を秘めている。但し、彼の集中力は、ショートとフリーの両方で安定的に保つことが難しい場合がある。
多分それが、演技の確実性を欠く理由だろう。
だが、彼はそういったことを彼なりによく承知していて、すでに対策も練っているはずだ。
宮城では、前回よりさらに成長した姿を我々に見せてくれるだろう事を期待する。
