鳴り響く 『音』 を背に独特な所作で演ずる、京劇の演者の衣装は白っぽいものだった。
そして、芝居のストーリーはわからないものの、結構激しい女性の想いを表現しているように思えた。
演ずる(踊る?)姿にも、とても集中力があり、魂を込めて演じているように見える。
才能もあるが、同時に努力を重ねて芸を磨き上げるといった人物像が想像される。
それ以上深くは見えなかったので、今生の不幸との関連はわからなかったが、歌手をしているということは、芸事に関しては引き摺ってきていると思われるので、災難や離婚などで、芸に集中できない事態が続くというのは、決して良いことではないのだろう・・集中できる環境を自ら作る努力が必要ということかーー
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前世を見てきた中で、音楽が聴こえてもおかしくはないストーリーはいくつもあった。
ーー古代ローマの前世で、竪琴を奏でる場面とか、平安時代らしき前世で、横笛を吹く場面とか・・
音ではなく 『声』 に関しては、何度か聞いてはいるーー前世の職業や、会話などーー
しかし、音楽を聴いたことはない・・・
ーー歌手の前世を見てから、再びその 『音』 を聴いたのは、10日ほど経った頃だった。
そして、I選手の前世は、前述の歌手の前世と偶然にもシンクロするような内容となっていったのだ・・




