妻の出産に関しては喜びよりも、若くして父親になってしまった
ショックの方が大きかったようだ。
その重圧から逃れるように、華やかな遊びに興じる毎日ーー
ーー彼には、美しく、若い 叔母 がいた。
上品な顔立ち、彼と同じ色をした銀色の長い髪を、きれいに結い上げている。
取り巻きの中心で踊りに興じる甥を、少し離れたところから
椅子に腰掛け見つめていた。
マリーアントワネットが着ていたようなドレスを身に纏い
手にした扇子は、両端に長い房が付いていて、閉じると2本が揃って下に垂れる。
ドレスは、サテンのような光沢のある布地
袖は、肘のところでギャザーが寄せられ、重ねられたブラウスと共に花のように広がっている。
前世の男性は、この叔母のことが大好きであったーー勿論恋愛感情ではなくーー
そして叔母も、甥をとても可愛がり、また心配もしている。
叔母と甥という関係でありながら、とても絆が強いようだーー
私の前世に何度も現れる、そしてとても近いソウルメイトの一人だろう・・・
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見えたのはここまでだったが、気になる
バロン
について調べてみた。
ウィキペディアの
ヨーロッパの爵位 →→→ 言語ごとの爵位表記
を見てみると
Baron --- 男爵
は、英語だけでなく、フランス語 でも同じスペルだった。
以前にも一度、爵位を持つ人の前世 について書いたことがあるが、その時は
日本語のままーー公爵ーー聞こえた。
日本以外の場合、地名なり名前なりが カタカナ で見えたり、スペルの一部が見えたりーー
ーー曖昧な前世しか見えないので、単語も曖昧にしか見えないのだろうか・・・?![]()
また、タイトルを 『マリーアントワネットの時代』 としたが
実際はそれより少し前の時代のような感じがした。