今日の羽生結弦のExhibitionは
Justin Bieber
じゃなかった。
その ビーバーに興味がまったく無い(つまり嫌い)うえ
下手な歌も聴くに耐えないと思っていた。
ビーバーが嫌いでも、結弦がその曲で舞うと
超一流の歌声に聴こえるし、なんだか好い曲っぽく思えるのが
不思議(異常)だーー
さらに、このBGMの演目は、若さあふれる17歳という年令のスケーターが
演じるのに、特に適しているようだ。
ーーー正直に言えば、フリーのロミ+ジュリには惹かれても
SPの演技には惹かれない。
今日のエキシビジョンで演じられた 白鳥の湖 に関してもそうだが
しっとりと情感たっぷりに演じていたけれど、どこかしっくりこないーー
要は、メリハリが無い 結弦らしさがないーー
ロミ+ジュリの素晴らしさは、ロマンチックに演じるシーンと
激しいコレオステップのパートとの組み合わせで
悲恋をドラマチックに彩ってみせる
それが、見る者のハートを揺さぶり掴んで放さないーー
羽生の魅力は
見る者に考える隙も与えないままドラマに引きずり込んでいく
強引さーー
そして
見た目は、女の子?かと思わせるような優しい面立ちからは
想像もつかない、内面に炎のような激しさを秘めているーー
その ギャップ だーー!
それを存分に発揮しないでは、羽生結弦じゃないーー
嫌いなビーバーの曲でも、まだこの方が結弦らしさがある。
まあ、短時間のエキシビジョンに何もかも盛るのは無理だろうが
願わくば、エキシビジョンでも他のプログラムでも
恐いもの知らずの思い切った演出で演じる姿が見たいものだ。
