Aさんの前世を意識し始めた頃
何故か、白い布を頭に巻いたAさんの姿が見えていた。
以前に、そんなものをかぶっていたのを見たことあったかな・・・?
不確かな記憶みたいに、はっきりその姿が見えているのに
いつ見たのか覚えがないーー
それは、全容を見た後で思えば、海賊の水夫が
被るような布の形だったのだが・・・
ーーこの不思議な体験は、その後も別の人の前世を
意識し始めると同時に見えだす、ということが
繰り返されるようになるのだがーー
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軍用艦に乗っているAさんの仕事は料理を作ること。
船に集まるカモメ?に、料理の残り物を分け与えている姿が見えた。
軍艦に乗っていながら、戦うために乗っていたのではない。
心優しく、細やかな気配りのできる人物像が浮かび上がり
自ら望んで戦いに挑むような性格ではないことがわかる。
しかし、戦は始まってしまう。
しかも、戦いの行方は最悪の経過を辿ったーーー
最後に見えたのは、敵の激しい攻撃を受け
折れたマストやロープーー様々な物が
頭上からばらばらと落ちてくる様子・・・!
この瞬間、私が酷い恐怖を味わってしまったのは
前世のビジョンを、自分の目線で、自分の体験として
見ていたからだーー
この体験が、Aさんのトラウマとして
水に対する恐怖として残ったのかーー
いずれにしても、残っても仕方のない体験には違いない。
今のAさんには、かつてあったその恐怖は
もう残ってはいないそうだ・・・