サバンナに、大量の雨が降った後なのか
茶色の土の間に、幾筋もの水が流れている。
そして深い緑の森・・・
サバンナに森ーー？
何か矛盾していないかなどと思いつつ
再び、例の山の遠景を見た。
↑ ペイントを使って描いてみたその風景
（下手な絵で判りにくいとは思いますが・・）
手前に森、サバンナ、その奥に山。
一番最初に見えた台形の山だ。
左手に白い大きな 『神の木』 がある。
この特徴的な山の形と、『神の木』
が気になって、調べてみることにした。
手始めに、神の木ーーー
大体こんなに大きな木などあるものかと
訝っていたが
真っ先に出てきたのが
バオバブ
だった。
少女時代、『星の王子様』を読んで
その存在を知って以来、すっかり忘れていた。
改めて写真を見て、間違いないと確信したーーー
大きくて幹が太くて白い・・・
『バオバブ博士』というタイトルのＨＰを見ると
バオバブに関して以下のように書かれていた。
ーーー樹齢１０００年を超し
アフリカの大地に雄大に聳え立つ巨木バオバブ。
バオバブは人類がまだ、四つんばいで歩いていた頃から
フルーツなどの食料を提供し、雨風をしのぎ
強烈な日光をさえぎるための避難所にもなっていました。
約４００万年前に人類が２足歩行を始めると、今度は
木の上の蜂蜜や葉を享受できるようになり
その幹を住居として利用されることになりました。
古来よりバオバブと人間は切っても切れない関係にあるのです。
地球上に存在する最も大きな樹木ともいわれ、
また、アップサイドダウンツリー（上下さかさまの木）として
ユニークな形でも知られています。
その美しさは、旅行者を魅了してやみませんが、
地元住民には、
バオバブは聖霊が宿る木として
古来より信仰されてきました。
他の植物が育たない過酷な乾燥した地域でも、
生きながらえる神秘的な力や、食料などを与えてくれる
樹木として、人々はバオバブを崇め続けてきましたーーー
まさしく、神の木だった・・・