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オルター中京

自然食品・有機・無農薬・無添加・オーガニックで安心、安全なオルター中京です。

有機野菜の中には有機物を過剰に施肥したものがあり、野菜が苦く、渋くなり、硝酸イオンの濃度が高くなります。
オルターではこのようなものは有機農法ではなく有機物農法と呼び、取扱をしていません。
オルターでは2009年から野菜の硝酸イオン濃度の測定を始め、常にモニターしています。
年間約200検体の計測を行っています。

「硝酸イオン」は人の体内に吸収されると胃の中で「亜硝酸イオン」に変化します。それは血液中のヘモグロビンと強く結合し、本来結合すべき酸素が邪魔をされて運べなくなります。
その結果、酸素が足りない状態に陥り呼吸困難、最悪の場合には死に至ります。
これは「メトヘモグロビン血症」といい、1956年にはアメリカで赤ん坊が死亡しています。
また「亜硝酸イオン」は肉や魚等のたんぱく質にある「アミン」と合体すると「ニトロソアミン」になり、強力な発ガン性を有する危険な物質が体内に合成されます。

オルターでは野菜の硝酸イオン値について、すべての生産者に1000ppm以下・目標として300ppm以下になるようにお願いしています。
EUでは2500ppm~4000ppm(種類や季節によって異なります)を規制値として、その値を下回るように改善を行うように指導していますが、日本ではEUのように規制値が無いため野放しになっています。
有機栽培の品ものでも非常に高濃度で危険なものが、野放しに出回っているというのが現状です。

オルターでは5000ppmを超えた場合には、納品・お届け中止の処置をとっています。
幸いなことに今まで計測した中でお届けが中止となった例はありませんが、企画前のサンプル品の計測において5000ppmを超えるものが見られたため「企画取りやめ」となった例があります。

2009年から計測を開始しデータの蓄積をしてきましたが、硝酸イオン値は外的要因(温度・天候・降水・土壌・生育ステージなど)に大きく左右されるため、現状のデータ数で線引きを行うと生産者さんとの今までの関係が崩れかねないことから、オルター独自の取扱い基準は作れていません。

現在、継続的に同一の生産者と作物を測定し続けることによってそれらの要因による影響を考慮した上での基準値を設定できるように改善を行っています。
今後も検査を継続して会員の皆さんに安全で食べて健康になる野菜をお届けするべく計測を継続していきます。
また会員の皆さんが測定結果について確認できるように準備でき次第「お知らせ品ニュース」で確認できるように公開していきますので、ご確認いただき、今後の注文の際の参考にしてください。